ハースF1チームが11日、2017年のドライバーラインアップを発表、ロマン・グロージャンのチームメイトとしてケビン・マグヌッセンを起用することを正式に認めた。
マグヌッセンがルノーからハースに移籍する可能性が高まってきたと数日前から報じられ、ルノーがニコ・ヒュルケンベルグとジョリオン・パーマーのラインアップを確定したことで、マグヌッセンの離脱が明らかになっていた。
ブラジルGPの金曜、ハースはグロージャンの残留と共にマグヌッセンとの2017年からの契約を発表した。マグヌッセンとの契約期間は複数年といわれている。
チーム会長ジーン・ハースは「マグヌッセンは非常に短いF1キャリアの中で多くの成果を出してきた。我々の元でさらにたくさんの成果を出すだろう。新しいチャレンジに直面するチームの2年目に、ケビンとロマンのペアが新車の開発とチームの成長を助けてくれるはずだ」と述べた。
チームとの2年目のシーズンを迎えるグロージャンについては「新しいマシンとレギュレーションで戦う来年、ロマンのベテランとしてのリーダーシップが貴重になってくるだろう」と期待を示している。
マグヌッセンは「素晴らしいチャンスだ。ハースF1チームの一員になることができてとてもうれしい」と語った。
「もちろん僕はF1ドライバーとしての自分の能力に自信を持っているが、同時にハースF1チームが2年目のシーズン、そしてそれ以降にいい結果を出せるとも確信している」
「ジーン・ハースは明確なビジョンと従来とは異なる物事のやり方でF1に臨み、それをうまく実行している。シーズンを通してそれをじっくり見てきたので、来年ハースVF-17に乗るのが楽しみだ」
ハースは、マグヌッセンの加入によって今季末で離脱することになるエステバン・グティエレスに対して感謝の言葉を贈った。
グティエレスはチームのドライバー発表に先立って、金曜朝に自身のSNSを通して今季末でハースから離脱することを明らかにしていた。グティエレスはチームへの感謝の気持ちを表すと共に、「将来のプランについては近いうちに伝えたい」と述べている。
ハースのドライバーラインアップが決定したことで、来季F1シートで正式に確定していないのはザウバーとマノーの4席となった。