2016年F1第20戦ブラジルGPのフリー走行1回目が11月11日(金)、現地時間10時から行われ、メルセデスのルイス・ハミルトンがトップタイムをマークした。
気温26度、路面温度36度というコンディションのなか開始された今週末最初の走行セッション。タイトル争いを展開するメルセデスのふたりをはじめ、全車が問題なくインストレーションラップを終えた。
開始約25分を過ぎたところで各陣営が最初の計測ラップに入り、ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグがミディアムタイヤで1分13秒台を記録。アタックを終えた後、マシンのハンドリングに不満を訴えるドライバーも多く、ラバーダウンが済んでいないトラックに手を焼く場面が散見された。
今回のセッションでは、ハースにシャルル・ルクレール、ルノーにはセルゲイ・シロトキンがそれぞれレギュラードライバーに代わりドライブしているが、シロトキンは最終コーナーでマシンのパワーを失い、ピットレーンの入口でストップしてしまう。対照的にルクレールは順調に周回を重ね、F1マシンでの経験を積んだ。
セッション残り約30分の段階で、ソフトタイヤを履くマックス・フェルスタッペンが昨年のポールタイムに匹敵する1分11秒台のタイムを記録しトップに浮上。ロズベルグが0.1秒差で続き、チームメイトのダニエル・リカルドが3番手に続く。
その後も各陣営計測ラップを続け、ハミルトンがフェルスタッペンのタイムを塗り替えトップに立つ。僚友のロズベルグは3番手タイムを記録しつつ、ソフトタイヤでのロングランを行いタイトル決定戦に備えている状況だ。マクラーレン・ホンダの2人はジェンソン・バトン13番手、フェルナンド・アロンソは14番手でセッションを終えた。
90分間のフリー走行を終え、トップはハミルトン。以下、フェルスタッペン、ロズベルグ、リカルド、ボッタス、ペレス、ヒュルケンベルグ、マッサ、ベッテル、ライコネンがトップ10を形成。
フリー走行2回目は、このあと1時(現地時間14時)から開始される。