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スーパーGTもてぎ:GT300はミクがトップタイム。メルセデス上位独占

2016年11月11日 15:31  AUTOSPORT web

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グッドスマイル 初音ミク AMG
2016年のスーパーGT最終戦、翌日からの予選・決勝を前に、11日、ツインリンクもてぎで公式練習2回目が行われ、GT300クラスではグッドスマイル初音ミクAMGがトップタイムをマークした。

 大雨に見舞われた公式練習1回目はGAINER TANAX AMG GT3がトップタイムをマークしたものの、GT300クラスに参戦する29台のうち、6台が走行を見合わせたほか、3度の赤旗中断もあり、タイムを計測した車両も数周しか走行できていない状況だった。

 これもあってか、午後に予定されていた2回目の公式練習は当初よりも走行時間が延長され、1時間40分のセッションとして行われた。

 午後も時おり雨が落ちてくることはあったが、雨量はそれほどではなく、くもり空のもとでセッションはスタートする。WET宣言が出されていたものの、路面から水しぶきもほとんど上がらず各車が13時の走行スタート直後から積極的に周回を重ねていく。

 序盤にトップタイムを記録したのはHitotsuyama Audi R8 LMS。開始30分で藤井誠暢が唯一1分54秒台にタイムを乗せていた。

 残り40分を切ったあたりから路面状況に改善がみられ、各車とも徐々にタイムアップ。LEON CVSTOS AMG-GTの蒲生尚弥が1分52秒463にタイムを縮めてトップに浮上すると、さらに初音ミクAMGの片岡龍也が1分50秒121で蒲生のタイムを上回りトップに浮上する。

 この2台は、ほかのマシンに比べて2秒以上速いタイムとなっており、一足早くドライタイヤを投入した可能性もある。

 上位2台のタイムに反応したように、ライバルたちも続々とタイヤを換え、タイムアタックに入るかと思われたが、その直後にふたたび雨が。午前ほどではないものの、雨あしが強く、じわじわ乾いていた路面もウエットコンディションに逆戻りしてしまう。そのため、その後各車のタイムアップはならなかった。

 トップタイムは、比較的路面コンディションの良いタイミングで記録された初音ミクAMGの1分50秒121。以下、LEON AMG-GT、GAINER TANAX AMG GT3と、トップ3をメルセデス勢が独占。先代のメルセデスSLS AMG GT3時代から相性のよいもてぎで強さを発揮してみせた。

 4番手はHitotsuyama Audi、5番手はStudie BMW M6と、ここまでがFIA-GT3マシン勢。JAF-GT、マザーシャシー最上位は6番手につけたマッハ車検 MC86となっている。

 なお、午前中の公式練習終盤にクラッシュしたJMS LMcorsa 488 GT3は、修復作業に時間がかかり、このセッションでは走行できなかった。ポイントランキングトップのVivaC 86 MCは17番手、2位につけるB-MAX NDDP GT-Rは20番手、3位につけるARTA BMW M6 GT3は26番手にとどまっている。

 明日12日は8時35分から15分間で第3戦の公式予選が行われ、13時10分に53周の決勝レースがスタートする。