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ウイリアムズ、新人ストロールに今季プラクティス走行の機会設けず。「それでもすぐに入賞できる」

2016年11月11日 12:01  AUTOSPORT web

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ランス・ストロールとクレア・ウイリアムズ
ウイリアムズF1チームの副代表であるクレア・ウイリアムズによれば、“全てを兼ね備えた”ランス・ストロールと2017年の契約を結ぶことは難しい決断ではなかったという。

 今年のヨーロピアンF3選手権でチャンピオンとなった、現在18歳のストロールは、来シーズン、ウイリアムズでF1デビューを果たす。彼は今シーズン限りで引退するフェリペ・マッサの後任ドライバーとして、バルテリ・ボッタスとペアを組むことになる。

 カナダ出身のストロールは昨年末にウイリアムズの若手ドライバー育成プログラムのメンバーとなり、広範なシミュレーター作業に取り組んできたほか、2014年仕様のF1マシンでのテスト走行もこなしてきた。


「私たちはこのスポーツにおいて明確な志を持つチームです。F1では3番目に成功しているチームで、16の世界タイトルを獲得してきました」とウイリアムズは述べた。

「同様に未来に対する志も明らかです。そしてそれを達成するためには優れた才能が必要なのです」

「ランスにとっても私たちにとっても(今回の契約は)わくわくする出来事です。彼は今年F3のチャンピオンシップで素晴らしい実績をあげていますし、私たちにとって全てを兼ね備えた人材なんです」

「レースドライバーを選ぶために検討している時、全てを兼ね備えた彼に行き当たりました」

「彼には才能があります。聡明で、エンジニアたちに素晴らしいフィードバックをもたらしているので、(契約するという)決定は容易なことでした」



 ストロールのテストプログラムは来月も続けられ、マシンに乗る時間が増えるほか、シミュレーター作業や、イギリス グローブの本社でチームに溶け込むための時間を過ごす予定だ。

 来季からチームメイトとなるボッタスは、ストロールがF1の環境について理解できるようになるためサポートすると約束し、彼なら早く馴染むだろうと確信している。

「彼が最初のポイントを獲得するまでに長くはかからないと思う」とボッタス。

「僕たちは強いチームだし、いいパートナーとしてうまく一緒に仕事をできる」

「僕の仕事は変わらない。マシンの性能を最大限まで引き出すこと。つまり、チームメイトと協力し合って働く、ということだね」

「ランスが早くいろいろなことを学べるよう、できることは何でもするつもりだよ」

「彼は才能あるドライバーだ。僕たちはいいペアになると信じている」

 ウイリアムズによれば、レースドライバーのどちらに対してもフェアではないため、今年の残り2戦の金曜フリー走行にストロールは参加させないとのことだ。