トップへ

TOKIO 松岡昌宏『家政夫のミタゾノ』で女装&アクションに挑戦 家事習得してグループに貢献?

2016年11月11日 07:01  リアルサウンド

リアルサウンド

TOKIO

 TOKIOの松岡昌宏が、約4年ぶりに主演を務めている『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系)が注目を集めている。松岡が演じているのは、女装をして、依頼人の要望を完璧にこなしていく謎の家政夫・ミタゾノ。そのインパクトのあるビジュアルの一方で、依頼人とその家族が抱える問題を浮き彫りにしていく、一話完結のわかりやすいストーリーが痛快だ、と話題だ。


(関連:TOKIO 松岡昌宏と宮沢りえの意外な関係が発覚? 宮沢「仕事終わって帰ると居たりする」


 ジャニーズの後輩たちから“松にぃ”と呼ばれ、男気あふれるアニキ肌の松岡が、なぜ今この役柄に挑戦しているのか。芸能ライターの佐藤結衣氏に、その理由を聞いた。


「ご存知の通り、TOKIOのみなさんは『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)をはじめ、アイドルらしからぬことに挑戦していった先駆者。しかも、その道を極めていく職人集団というイメージも定着しています。城島茂さんは重機が扱えて、山口達也さんは“棟梁”と言われるほど大工仕事が得意、国分太一さんは料理番組に出演している。長瀬智也さんはどんな環境でもエンジョイできる野生的な一面があり、いわば遊びのプロといえるでしょう。そんな中、松岡さんが今回の役を通じて、家事のテクニックを習得していくことになります。TOKIOの生活スキルは、どこまでアップするのだろうと目が離せません」


 ドラマでは、家政夫のミタゾノが披露する様々な家事テクニックを紹介するシーンがあるのが特徴的。ワイシャツについた汚れをシミになる前に落とす方法、洗濯物が早く乾く干し方、洋服にくっついたガムの取り方、グラスの水アカを身近なアイテムで落とすためには……など、今すぐ使える生活の知恵が随所に散りばめられている。


 しかも、本編のクライマックス前、松岡自身が視聴者に直接語りかけながら、おさらいをするコーナーがあるのも見どころだ、と佐藤氏は続ける。


「ただ家事のテクニックを伝えるだけではなく、“お風呂のカビ対策は、天井から”というポイントを依頼人に伝えながら、“上層部を一掃しないと、社会の問題は解決できない”という気づきを与えるという演出も、なかなかシャレています。ドラマの公式HPでは家事テクニックのおさらいコーナーまであり、“くわしくはHPへ”なんてアナウンスがドラマの本編中に聞けるのはとても斬新だと感じました。しかし、突飛に見えたこの演出も、“ここから解決編”と予告されるようで親しみを覚えてくるから不思議です。それは、女装姿の松岡さんを見続けていくうちに違和感がどんどんなくなってきたのと同じで、まさにクセになるという印象ですね」


 さらに佐藤氏は、スカートを持ち上げて全力疾走をしたり、高い柵を飛び越えたりとアクションシーンがあるのも、ドラマを盛り上げていると語った。


「女装姿に見慣れたころに、野太い声と180cmの体格、持ち前の眼力で、相手をすごんでみせるなど、“松にぃ”らしさを挟んでくるのが憎い演出だなと思いました。第三話では男装姿で登場したことで、松岡さんの本来のカッコよさが際立って見えたのではないでしょうか。家事力を兼ね備えた松岡さんの幅広い表現力にも、感服する日々が続きそうです」


 そもそもなぜ女装をしているのか。本当の狙いは何なのか。ミステリアスなミタゾノの謎が解き明かされるのを、松岡の好演と共に楽しみたい。(竹上尋子)