舞台『サバイバーズ・ギルト&シェイム』が、11月11日から東京・新宿の紀伊國屋ホールで上演される。
鴻上尚史のプロデュースユニット「KOKAMI@network」の新作公演となる『サバイバーズ・ギルト&シェイム』。戦場から帰ってきた若い男を主人公に、「生き延びてしまった罪と恥」を描く作品だ。
主演を務めるのは、現在放送中の『仮面ライダーゴースト』に出演している山本涼介。山本は同公演で舞台初主演を果たす。主人公の恋人役に南沢奈央がキャスティングされているほか、伊礼彼方、片桐仁、大高洋夫、長野里美が共演者に名を連ねる。チケットは現在販売中。
■鴻上尚史のコメント
「サバイバーズ・ギルト&シェイム」とは、戦争や災害でかろうじて生き残った人が、死んでしまった人達を思い、生きていることに感じる罪悪感と恥ずかしさのことです。未来、戦争が起こり、戦場から故郷に帰ってきた若い男が、両親に「僕、死んじゃったよ」と陽気に微笑む所から物語は始まります。けれど、男は自分は幽霊ではないと言います。ただ、死んでいるのだと。
人間は想像を超えた出来事に襲われた時、「この世界は現実でない」と思い込んで生き延びようとします。それが不可能な時は、「私は現実でない」と決意するのです。
素敵な俳優が集まってくれました。期待の若手、エネルギッシュで真面目な山本涼介さん、若いのに確かな演技力の魅力的な南沢奈央さん。見事な歌と演技力の伊礼彼方さん、確かな笑いと安定の演技の片桐仁さん、『真田丸』の「おこうさん」で話題の長野里美さんと信頼の大高洋夫さん。
この6人で創り上げるのは、「生き延びてしまった罪と恥」と向き合い、格闘し、笑い飛ばす抱腹絶倒の爆笑悲劇です。