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アンジェリーナ・ジョリー代理人が発表した“親権の合意” 関係者ら「最終決定ではない」

2016年11月09日 11:42  Techinsight Japan

Techinsight Japan

「親権につき合意に至った」発表の真相は…?
機内で起きたブラッド・ピットと長男マドックス君の親子喧嘩の直後、「もうこの人と暮らしていくのは無理」とブラッドとの離婚をさっさと申請したアンジェリーナ・ジョリー。「ブラッドがマドックス君を虐待か」という疑惑も浮上し大騒動となり、当局は「とりあえず子供達の親権はアンジェリーナに」「家族全員がセラピーを受けること」「ブラッドはドラッグとアルコールテストをランダムに受けること」といった暫定的ルールを決定した。その後、騒動の鎮静を待ち共同親権を要求したブラッド側だが、ここにきてアンジェリーナの代理人が米メディアに向けて「親権については双方の合意に至った」と発表。しかし夫妻を知る情報筋は「そんなはずはない」とこれを否定している。

このほど、アンジェリーナ・ジョリーの代理人が米メディア『PEOPLE』に対してこのような声明を発表した。

「1週間以上も前に、双方が親権につき合意しサインしました。6人の子供達は母のもとで暮らし、父親の訪問を今後も受けることになります。これはチャイルドケアの専門家達が『子供達にとって最善』と決めたことでもあります。」
「詳細についてはお話できません。」

これを受け全米メディアが「親権につき合意に至った」と報じたが、状況をよく知る人々はそれを否定しているのだ。アンジェリーナ代理人の言う“合意”とは、「暫定的なルールの延長にすぎない」「これは最終的な取り決めではなく、最終的な決定に向け話し合いを進める間の“仮のルール”だ」と語っている。また芸能情報の真偽を検証するサイト『Gossip Cop』も、「最終的な合意に至ったわけではない」「『当局の調査が終わるまでをめどに暫定ルールを延長しただけ』という証言をブラッドの友人から得た」と伝えた。

ちなみに夫妻には養子3人(15歳、12歳、11歳)、実子3人(10歳、双子8歳)の6人の子がおり、全員がブラッドとは再会済み。長男マドックス君はブラッドに対してよそよそしい態度になったとも言われているが、彼を血を分けた我が子同然に育ててきたブラッドの愛は大きく「この私にも親権を」と共同親権を要求している。

つまり今後も子供達はアンジェリーナのもとで暮らしブラッドは訪問者の立場を続けることになるが、この先どのような形で話がまとまるのかは不明だ。当局の調査終了後にアンジェリーナとブラッドの間で合意に至らぬ場合には、家庭裁判所の判事に決定をゆだねることになるという。「泥沼化へ」といわれた親権争いが突然「アンジェリーナの完全勝利」のように報じられたが、実際に決着がつくまではもうしばらく時間がかかりそうだ。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)