FIA世界耐久選手権(WEC)のLMP2クラスにエントリーしており、中国とバーレーンの2戦を「コントロールできない問題」により欠場を余儀なくされたストラッカ・レーシングは、WECへの参戦を今季限りで終了する。
来シーズンからはマクラーレンとパートナーシップ契約を結び、ブランパンGTシリーズに参戦すると発表した。
LMP1やLMP2など、プロトタイプカーの分野で実績を残してきたストラッカは、ブランパンGTの耐久/スプリントの両シリーズで、4台のマクラーレン650S GT3を走らせる。
来季のプランでは、プロクラスに3台エントリーし、残りの1台は、チームオーナー兼ドライバーのニック・レベンティスがプロ・アマクラスでドライブする予定だ。
2018年まで結ばれた長期的なパートナーシップには、マクラーレンGTアカデミーの育成ドライバーをストラッカ・レーシングで起用するというプランも含まれている。
「偉大なブランドであるマクラーレンとのパートナーシップ締結は、我々ストラッカ・レーシング10年の歴史のなかで最もエキサイティングな出来事だ」とレベンティスは述べた。
チーム代表を務めるダン・ワルムスリーは、参戦カテゴリをWECのLMP2クラスから、ブランパンGTシリーズへ変更した背景には多くの要因があったと語る。
「マクラーレンのような一流のブランドと仕事をする機会はもちろんのこと、LMP2では実現できなかった複数台での参戦も望んでいた」
「宣伝機会の多いGTカーのレースは、我々がモータスポーツ界でビジネスを続けるための手助けとなるだろう。実際に、マシンに掲載するスポンサーロゴの面積をより多く確保できるしね」
ストラッカは、シーズンオフに行われる大規模なテストプログラムの後にドライバーを決定する見通しだ。