スマートフォン向けゲームアプリ『ねこあつめ』が実写映画化され、2017年に全国で公開される。
2014年にリリースされた『ねこあつめ』は、エサやグッズを用いて庭先に猫を集めるゲーム。これまでに1千9百万ダウンロードを記録している。実写映画版のタイトルは『ねこあつめの家』となり、のどかな土地に移住したスランプ中の小説家・佐久本勝の姿を描く。
庭先に訪れた猫のために置いたエサが翌朝なくなっていたことから猫に興味を抱き、「ねこあつめ」をするようになる主人公の佐久本役を演じるのは伊藤淳史。監督は映画『世界の中心で、愛をさけぶ』『舞妓Haaaan!!!』などで助監督を務め、『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』で長編監督デビューを果たした蔵方政俊が務める。
今回の発表とあわせて同作の場面写真が公開。伊藤演じる佐久本と、チョーヤ梅酒「うめほのり」のCMなどに出演している猫のシナモンの姿が写し出されている。
■伊藤淳史のコメント
今回演じさせて頂きました、佐久本という役は、作家として評価され新人賞を受賞したものの、その後なかなか力を発揮出来ず、悩み、苦しみ、自信を無くしているところに、猫と出会い、人生が変わっていくという役柄です。猫が、佐久本を変え、大切な人を大切だと気付かせてくれて、未来を感じられる作品になっていると思います。僕自身、現場で猫と触れ合い、とても癒され、元気をもらいました!命ある存在は、やはり不思議な力を持っていて、希望を与えてくれると、心から感じました。世代を問わず、あらゆる方に観て頂きたいと思っています。観終わった後に、心が温まり、今日よりも明日を見つめられるようになる、そんな作品になってると思います。よろしくお願いします。
■蔵方政俊監督のコメント
小説を書く事に行き詰まってしまった主人公が猫を眺める物語です。ですので、大きな事件は起こりませんが、猫たちと過ごす何げない時間の中で、主人公の心の中には色々な変化が生まれます。その気持ちの移ろいを丁寧に描きました。そして、シンプルで温かな映画になるよう、スタッフ・キャストと共に心を込めて作りました。主人公と一緒に、ゆったりとした気分で猫たちを眺めて頂けますと幸いです。