ホンダは11月7日、イタリアのミラノで開催されたEICMA2016(ミラノショー)で、2017年の二輪モータースポーツ活動における世界選手権の参戦体制を発表した。
来シーズンホンダは、ロードレース世界選手権シリーズ(MotoGP)、トライアル世界選手権シリーズ(WCT)、モトクロス世界選手権シリーズ(MXGP)、AMAスーパークロス世界選手権シリーズ(450SX)、スーパーバイク世界選手権シリーズ(SBK)、ダカールラリーの全6カテゴリーの世界選手権に参戦する。
MotoGPでは、最高峰クラスで連覇を目指すべく、レプソル・ホンダから、今シーズンチャンピオンを獲得したマルク・マルケスとMotoGPクラス参戦12年目となるダニ・ペドロサの2名が2017年型ワークスマシン『RC213V』を駆って参戦。
LCRホンダからはカル・クラッチローが、マ-ク・VDSからはジャック・ミラーとティト・ラバトが参戦。レプソル・ホンダと同じく、2017年型の『RC213V』を使用する。
なお、マルケス、ペドロサ、ミラーの3名はHRC契約ライダーとなっている。
Moto3クラスでは、2017年型ワークスマシン『NSF250RW』を15台投入。8チーム体制で臨み、2015年以来のタイトル奪還を目指すという。
SBKでは、ホンダ・ワールド・スーパーバイク・チームから2006年のMotoGPチャンピオン、ニッキー・ヘイデンと現在アプリリアのワークスチーム、グレッシーニレーシングからMotoGPに参戦しているステファン・ブラドルが『CBR1000RR』を駆って参戦する。
参戦5年目となるダカールラリーには、ワークスチームのモンスターエナジー・ホンダ・チームから、ホアン・バレダ、パウロ・ゴンサルヴェス、ケビン・ベナバイズ、リッキー・ブラベック、マイケル・メッジの5名が参戦。2017年型のワークスマシン『CRF450 RALLY』を駆って28年振りのタイトル獲得を目指す。
その他のカテゴリーの参戦体制については以下の通り。
■トライアル世界選手権シリーズ(WCT)
チーム名/マシン/ライダー
レプソル・ホンダ・チーム/COTA4RT/トニー・ボウ
レプソル・ホンダ・チーム/COTA4RT/藤波貴久
レプソル・ホンダ・チーム/COTA4RT/ハイメ・ブスト
■モトクロス世界選手権シリーズ(MXGP)
チーム名/マシン/ライダー
チーム・HRC/CRF450RW/ティム・ガイザー
チーム・HRC/CRF450RW/イブジェニー・ボブリシェフ
■スーパークロス世界選手権シリーズ(450SX)
チーム・ホンダ・HRC/CRF450R/ケン・ロクスン
チーム・ホンダ・HRC/CRF450R/コール・シーリー