3度、世界ツーリングカー選手権(WTCC)を制したホセ-マリア・ロペスが、2017年にトヨタのFIA世界耐久選手権(WEC)プログラムに合流する可能性が浮上した。
13年にWTCCへ参戦を開始、これまで67戦中28勝という成績を残しているロペス。シトロエンのWTCC活動終了に伴い、すでにフォーミュラEへのエントリーしてるが、これと並行してWECに挑戦を開始するようだ。一部では、すでにトヨタと契約を交わしているとも報じられている。
ロペスは昨年末、トヨタとともにオフシーズンテストに参戦しており、その際にもスポーツカーカテゴリーへの参戦意欲を示していた。
ロペスとの契約について正式な発表は行われていないものの、トヨタ・モータースポーツGmbHのテクニカルディレクター、パスカル・バセロンは、17年のドライバー陣は確定済みと発言。ドライバー入れ替えについては「たぶんね」と匂わせる発言をしたものの、具体的な名前の言及は避けている。
ロペスがトヨタに加入した場合、チームを離れるのはステファン・サラザンの可能性が高いとされている。サラザンは現在、小林可夢偉、マイク・コンウェイとともに6号車TS050ハイブリッドをドライブし、ドライバーズランキング2番手につけている。
なお、トヨタの来季LMP1ドライバーラインアップについては、年明けに行われるモータースポーツ活動発表会までは正式にアナウンスされない見込みだ。