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ルノーF1、ふたりめのドライバー選択に悩む。候補は「ルーキーまたは若手」、資金力は不問

2016年11月07日 07:41  AUTOSPORT web

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2016年第19戦メキシコGP ジョリオン・パーマーとケビン・マグヌッセン(ルノー)
ルノーF1チーム代表フレデリック・バスールは、2017年にニコ・ヒュルケンベルグのチームメイトとして誰を選ぶか、判断が非常に難しく悩んでいると明かした。現在候補者のパフォーマンスを注視しており、今季末までには結論を出したい考えだ。

 ルノーはすでに来年のためにフォース・インディアからヒュルケンベルグを引き抜き、複数年契約を結んでいる。

 現在のレースドライバーであるケビン・マグヌッセンとジョリオン・パーマーに加え、マノーのドライバーでルノーの元リザーブのエステバン・オコンもヒュルケンベルグのパートナー候補であると考えられている。一方でハースのエステバン・グティエレス起用の可能性は低くなってきているようだ。

 バスールはアブダビGPで今シーズンが終了する前に意志決定を行うと認めている。

「我々は決定を延期した。主な理由は、候補者がみなルーキーか、とても若いからだ」とバスールは述べた。

「1戦ごとにより多くの情報、より多くのデータを手にしている」
「全てのことを考慮するのが私の仕事なんだ。内情がどうなっているのかを知りたい者がいるのも理解できるが、今はこういう状況だ」

「(候補の)ドライバー全員がいい仕事をしている。彼らもウチのドライバーたちも、両方がいい仕事をしているので、(誰を選ぶか)決めるのはとても難しい」

「(メキシコGPで)さらに多くの情報を得ることができた。私にとって落ち着かない状況だと言いたくはない。これが人生というものだ」

「(候補からひとり選ぶのは)とても厳しいことだが、レースというのは厳しいものだ。私はそれに対処していかなければならないし、彼らも対処する必要がある」

「私が決断を下さなければならない。これは将来に向けてのルノーからの態度表明になる」

 バスールはルノーが財政的にチームを潤すことができるドライバーを探しているのではないことを付け加えた。

「(考慮するのは)主に、パフォーマンス、プロジェクトに合うか、深く関与し献身してくれるか、チームと良い関係を持てるか、といったことだ」とバスール。

「これらすべての点を熟慮しなければならない。だが私は予算のことは考えていない」