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Juice=Juice、いよいよ武道館ワンマンへーー“1年4ヶ月でライブ225公演”達成の凄さを検証

2016年11月06日 13:51  リアルサウンド

リアルサウンド

Juice=Juice『Dream Road ~心が躍り出してる~ / KEEP ON 上昇志向!! / 明日やろうはバカやろう(通常盤A)』(hachama)

 Juice=Juiceが「日本武道館での単独コンサートを目指すため220本のライブツアーを行う」という宣言をしたのは、2015年5月2日の中野サンプラザでのことだった。同年6月21日より『Juice=Juice LIVE MISSION 220』が神奈川・横浜Bay Hallよりスタートし、その1年4カ月1日後の今年2016年10月22日、愛媛・松山サロンキティにて220公演を達成。さらに1年4カ月8日後の10月29日には沖縄・テンブスホールにて225公演目を行い、ツアーを完遂させた。公約通り、11月7日には武道館ワンマンコンサートとなる『Juice=Juice LIVE MISSION FINAL at 日本武道館』が開催される。


 220から225に公演数が増えた理由については特にアナウンスされていないが、筆者の憶測では、ツアー終盤に急な公演延期が起こる可能性もゼロではなく(実際、過去には台風の接近や空港滑走路閉鎖などの理由により公演延期/振替になったことが二度ほどあった)、もし延期になった日程が11月7日の武道館開催日より後になってしまったらいろいろと支障をきたすので、5公演ほど保険で追加したのではないか、と予想している。


 この1年4カ月で225公演という数字、アイドルを含むミュージシャンのコンサートツアーの本数としてはかなり多いというのは誰しもが納得できるのではないだろうか。邦楽ミュージシャンでは、さだまさしが年間最大162本(1982年)、THE ALFEEが113本(1988年)を行ったことがあるという。


 本記事では、比較対象をJuice=Juiceと同じハロプロ内グループに絞り、1年間の公演数で比較することで、その数がどれだけ凄いものなのかを検証してみたいと思う。過去19年のハロプロ史においてデビューしたグループのうち、ライブ本数の多そうな(=全国ツアーをコンスタントに開催している)グループを取り上げて、その本数を1年ごとにカウントしてみた。6つの節に分けたので以下読み進んでもらいたい。


<1.Juice=Juice>


 まずは本題であるJuice=Juiceのライブ本数を確認してみよう。今回の「Juice=Juice LIVE MISSION 220」ツアーの前に、デビューしてから初の単独ライブツアー「News=News ~各地よりお届けします!~」も行われており、それも含んだリストが以下である。


【Juice=Juice】
※ライブ正式表記から「Juice=Juice」を省略


・[2014.06.13-12.21|45公演]ファーストライブツアー2014 News=News ~各地よりお届けします!~
2014年:計45公演


・[2015.01.25-04.25|20公演]ファーストライブツアー2015 News=News ~各地よりお届けします!~
・[2015.05.02-05.23|5公演]ファーストライブツアー2015 特別編!! ~Special Juice~
・[2015.06.21-09.27|57公演]LIVE MISSION 220 ~Code1→Begin to Run~
・[2015.10.03-10.04|2公演]LIVE MISSION 220 in Taipei & Hong Kong
・[2015.10.10-10.12|4公演]LIVE MISSION 220 ~Special Code→J=J Day 2015~
・[2015.10.17-12.29|31公演]LIVE MISSION 220 ~Code2→NEXT to YOU~(2015年分)
2015年:計119公演


・[2016.01.12-03.27|26公演]LIVE MISSION 220 ~Code2→NEXT to YOU~(2016年分)
・[2016.04.02-07.18|46公演]LIVE MISSION 220 ~Code3→Growing!~
・[2016.04.16-06.05|12公演]LIVE MISSION 220 ~Code3 Special→Growing Up!~
・[2016.07.14-10.01|34公演]LIVE MISSION 220 ~Last Code→Full Squeeze!~(前半)
・[2016.10.08-10.10|4公演]LIVE MISSION 220 ~Special Code→J=J Day 2016~
・[2016.10.15-10.29|10公演]LIVE MISSION 220 ~Last Code→Full Squeeze!~(後半)
・[2016.11.07|1公演]LIVE MISSION FINAL at 日本武道館
2016年:計132公演


 なお、以降のリストにもいえることだが、本記事ではあくまで「単独ライブ」のみを取り上げている。ハロプロでは毎年冬と夏に合同コンサート、通称ハロコンを開催しているがそちらはカウントしていない。また、ハロプロで時折見られるツアー形態として2グループによるジョイントツアーがあり、Juice=Juiceもツアー「News=News」より以前に「ナルチカ2013秋 Berryz工房×Juice=Juice」を行っているが、これもカウント外とした。


 「LIVE MISSION 220」では、長期間のツアーを飽きさせない工夫として、Code1からLast Codeまで4つのシリーズに分けて、それぞれでセットリストや衣装・演出などが変更されている。また、このツアーは基本的にはライブハウス会場にて行われているが、節目で挟まれる「Special Code」「Code3 Special」などは、中野サンプラザやNHK大阪ホールといったコンサートホール会場でのボーナス的な公演となっている。Juice=Juice初の海外公演となった「LIVE MISSION 220 in Taipei & Hong Kong」もツアー内のひとつとして数えられている。


 225公演を1年4か月で駆け抜けたわけだが、1年ごとに再計算すると昨年は(「News=News」分を除く)94、今年は132ものライブを行ったということになり、あらためてその数に圧倒される。しかも10代後半~20代前半の少女たち5人による、まだデビュー数年のアイドルグループが成し遂げたのがこの数なのだ。


<02.モーニング娘。>


 次に、ハロプロの代表的グループであるモーニング娘。について見てみよう。


【モーニング娘。】
※ライブ正式表記から「モーニング娘。」「コンサートツアー」を省略


・[1999.03.21-04.18|19公演]'99 Memory 青春の光ツアー
・[1999.07.24-08.28|21公演]Summer Event '99
・[1999.09.19-12.19|19公演]Summer-Autumn Event '99
1999年:計59公演


・[2000.03.11-05.21|38公演]SPRING CONCERT TOUR 2000 Dancing Love Site
・[2000.07.22-09.17|12公演]Summer Tour 2000
・[2000.10.08-12.17|20公演]Autumn Tour 2000
2000年:計70公演


・[2001.03.20-04.15|21公演]2001“ライブレボリューション春”
・[2001.08.04-09.30|19公演]2001“ライブレボリューション夏”
・[2001.10.21-11.25|15公演]2001“ライブレボリューション秋”
2001年:計55公演


・[2002.03.30-04.28|20公演]2002春“LOVE IS ALIVE!”
・[2002.08.03-09.23|22公演]2002夏“LOVE IS ALIVE!”
・[2002.10.26-11.30|14公演]2002秋“LOVE IS ALIVE!”
2002年:計56公演


・[2003.03.27-05.05|22公演]2003春 ~NON STOP!~
・[2003.08.16-10.18|17公演]2003 ~15人でNON STOP!~
2003年:計39公演


・[2004.04.03-05.02|12公演]2004春 ~The BEST of Japan~
・[2004.08.21-11.21|37公演]2004『The BEST of Japan 夏~秋'04』
2004年:計49公演


・[2005.03.05-05.07|33公演]2005春 ~第六感 ヒット満開!~(「愛・地球博前夜祭記念スペシャルコンサート」含む)
・[2005.08.20-11.27|42公演]2005夏秋「バリバリ教室 ~小春ちゃん いらっしゃい!~」
2005年:計75公演


・[2006.02.25-05.07|34公演]2006春 ~レインボーセブン~
・[2006.09.30-12.03|29公演]2006秋 ~踊れ! モーニングカレー~
2006年:計63公演


・[2007.03.17-05.06|26公演]2007春 ~SEXY 8 ビート~
・[2007.09.22-12.01|28公演]2007秋 ~ボン キュッ! ボン キュッ! BOMB~
2007年:計54公演


・[2008.03.22-05.18|35公演]2008春 ~シングル大全集!!~
・[2008.05.24|1公演]早安少女組。演唱會 2008 Concert Tour in Taiwan
・[2008.06.01|2公演]モーニング娘。10th Anniversary Live Tour IN KOREA 2008
・[2008.06.28|1公演]『放歌世博』早安少女組。上海独唱会
・[2008.09.27-11.30|35公演]2008秋 ~リゾナント LIVE~
2008年:計74公演


・[2009.03.20-05.10|37公演]2009春 ~プラチナ 9 DISCO~
・[2009.09.19-12.06|41公演]2009秋 ~ナインスマイル~
2009年:計78公演


・[2010.03.19-05.05|30公演]2010春 ~ピカッピカッ!~
・[2010.09.18-12.15|36公演]2010秋 ~ライバル サバイバル~(「亀井絵里・ジュンジュン・リンリン卒業スペシャル」含む)
2010年:計66公演


・[2011.04.03-06.26|29公演]2011春 新創世記 ファンタジーDX ~9期メンを迎えて~
・[2011.09.03-09.30|10公演]2011秋 愛BELIEVE ~高橋愛卒業記念スペシャル~
2011年:計39公演


・[2012.02.18-05.18|36公演]2012春 ~ウルトラスマート~(「新垣里沙・光井愛佳卒業スペシャル」含む)
・[2012.09.15-12.15|37公演]2012秋 ~カラフルキャラクター~
2012年:計73公演


・[2013.03.16-05.21|37公演]2013春 ミチシゲ☆イレブンSOUL ~田中れいな卒業記念スペシャル~(「~田中れいな卒業記念日~ in日本武道館」含む)
・[2013.09.21-11.28|31公演]2013秋 ~CHANCE!~
・[2013.12.07-12.15|8公演]ナルチカ2013冬
2013年:計76公演


・[2014.03.15-05.31|35公演]'14春 ~エヴォリューション~
・[2014.05.13-11.13|5公演]ナルチカ '14
・[2014.09.20-11.26|28公演]'14秋 GIVE ME MORE LOVE ~道重さゆみ卒業記念スペシャル~
・[2014.10.05|1公演]Morning Musume。'14 Live Concert in New York
2014年:計69公演


・[2015.03.14-05.27|33公演]'15春 ~GRADATION~
・[2015.09.19-12.08|35公演]'15秋 ~PRISM~
2015年:計68公演


・[2016.02.27|1公演]Morning Musume。'16 Live at Anime Matsuri 2016
・[2016.03.12-05.31|37公演]'16春 ~EMOTION IN MOTION~(「鈴木香音卒業スペシャル」含む)
・[2016.08.12-08.14|6公演]ナルチカ '16
・[2016.09.24-12.10|29公演]'16秋 ~MY VISION~
・[2016.10.16|1公演]Morning Musume。'16 Live Concert in Taipei
2016年:計74公演


 J=Jが年間3ケタの公演数を記録したのに対し、娘。は2ケタにとどまっているのがわかる。ただ、公演数を一概に比較することができないのは、J=Jがライブハウス中心なのに対し、娘。はホールでのコンサートが中心だということだ。


 (1998年に行われた『ファーストコンサート Hello!』は平家みちよとの合同コンサートだったので今回は除外したが)最初のツアーである『99 Memory 青春の光ツアー』は、関東だと中野サンプラザや東京厚生年金会館といったホール規模だった。そこからアリーナ規模にジャンプアップした契機は、1999年9月の「LOVEマシーン」のヒット、そして2000年5月の市井紗耶香卒業ライブとなった日本武道館初公演だろう。『2001“ライブレボリューション春”』以降は横浜アリーナや大阪城ホールでの開催が恒例となったが、『2005春 ~第六感 ヒット満開!~』あたりから、基本はホールコンで千秋楽やメンバー卒業などの大舞台はアリーナ、そして毎年春と秋に全国を巡るという現在の興行スタイルが定着することになる。


 2013年冬から開始された『ナルチカ』というツアーは、「なるべく近くで観ることができる」ライブハウスでのシリーズだ。ライブ後に握手会が行われるのもホールコンとの大きな違いである。このように、「ライブハウス」「ホール」「アリーナ」の比率は各グループによって異なる。


 ちなみに、2003年の公演数が39とやや少ないのは、同時期にモーニング娘。さくら組/おとめ組の2ユニットに分かれてツアーを行ったのが多少影響しているようだ(2003年11月~2004年2月に30公演)。以降のグループでも同様のことが起きている場合がある。


<03.松浦亜弥/後藤真希/安倍なつみ>


 モーニング娘。がブレイクした2000年代前半と同じ頃、ハロプロでは3人の女性ソロアイドル歌手が人気を集めるようになる。


【松浦亜弥】
※ライブ正式表記から「松浦亜弥」「コンサートツアー」を省略


・[2002.03.30-06.02|35公演]2002春 ~First Date~
・[2002.08.08-08.17|6公演]サマーライブ2002コンサート
・[2002.09.01-12.07|46公演]2002秋 ~Yeah! めっちゃライブ~
2002年:計87公演


・[2003.04.06-07.05|47公演]2003春 ~松リングPINK~
・[2003.08.30-12.07|56公演]2003秋 ~あややヒットパレード!~
2003年:計103公演


・[2004.04.03-06.27|27公演]2004春 ~私と私とあなた~
・[2004.09.18-11.30|37公演]2004秋 ~松◇クリスタル◇~(「~松◇クリスタル◇代々木スペシャル~」含む)
2004年:計64公演


・[2005.02.25-05.07|23公演]2005春 101回目のKISS ~HAND IN HAND~(「愛・地球博前夜祭記念スペシャルコンサート」含む)
2005年:計23公演


・[2006.04.01-06.25|27公演]2006春 ~OTONA no NAMIDA~
・[2006.06.09|1公演]松浦亜弥特別演唱(上海公演)
・[2006.09.09-11.05|15公演]2006秋「進化ノ季節…」
2006年:計43公演


・[2007.10.13-11.24|14公演]2007秋 ~ダブル レインボウ~
2007年:計14公演


・[2008.05.24-07.05|15公演]2008春 ~AYA The Witch~
2008年:計15公演


・[2009.09.05-10.10|14公演]2009秋 ~想いあふれて~
2009年:計14公演


【後藤真希】
※ライブ正式表記から「後藤真希」を省略


・[2003.04.13-06.20|38公演]ファーストコンサートツアー2003春 ~ゴー! マッキングGOLD~
・[2003.09.06-12.07|40公演]コンサートツアー2003秋 ~セクシー! マッキングGOLD~
2003年:計78公演


・[2004.04.10-06.27|51公演]コンサートツアー2004春 ~真金色に塗っちゃえ!~
・[2004.09.04-11.20|21公演]コンサートツアー2004秋 ~あゝ真希の調べ~
2004年:計72公演


・[2005.09.23-11.27|21公演]コンサートツアー2005秋 ~はたち~
2005年:計21公演


・[2006.10.14-11.25|17公演]LIVE TOUR 2006 ~G-Emotion~
2006年:計17公演


・[2007.09.15-10.28|14公演]LIVE TOUR 2007 G-Emotion II ~How to use SEXY~
2007年:計14公演


【安倍なつみ】
※ライブ正式表記から「安倍なつみ」「コンサートツアー」を省略


・[2004.06.12-06.30|11公演]2004 ~あなた色~
・[2004.08.28-11.29|37公演]2004 ~あなた色プレミアム~
2004年:計48公演


・[2005.09.18-11.19|20公演]2005秋 ~24カラット~
2005年:計20公演


・[2006.04.22-06.18|22公演]2006春 ~おとめちっくBank~
2006年:計22公演


・[2007.04.14-05.05|12公演]2007春 25~ヴァンサンク~
・[2007.10.29-11.27|9公演]Special Live 2007秋 ~Acoustic なっち~
2007年:計21公演


・[2008.06.29-08.10|12公演]Special Live 2008夏 ~Acoustic なっち~
・[2008.10.11-11.09|8公演]2008秋 ~Angelic~
2008年:計20公演


・[2009.02.07-02.14|10公演]プレミアムライブ ~春の微風~
・[2009.06.06-08.08|24公演]Summer Live Tour 2009 ~やっぱりスニーカーがすき!~
2009年:計34公演


・[2010.07.07|1公演]SUMMER LIVE 2010 ~by the Milky Way~ in OTODAMA
・[2010.09.11-10.02|11公演]秋ツアー2010 ~Autumn Voice~
2010年:計12公演


 後藤真希のソロライブの熱さや盛り上がりには定評があり、2003~2004年の78、72という公演数はパワフルだ。さらに松浦亜弥は2003年に年間103公演と3ケタの大台に乗った。


<04.Berryz工房/℃-ute>


 ハロー!プロジェクト・キッズから生まれたBerryz工房、℃-uteという2つのグループは、2000年代後半~2010年代前半のハロプロにおいて安定したライブ動員で一時代を築いた。


【Berryz工房】
※ライブ正式表記から「Berryz工房」「コンサートツアー」を省略


・[2005.06.04-06.19|4公演]ライブツアー2005初夏 初単独 ~まるごと~
・[2005.09.11-10.02|6公演]2005秋 ~スイッチON!~
2005年:計10公演


・[2006.03.26-05.03|11公演]2006春 ~にょきにょきチャンピオン!~
・[2006.07.29-08.26|15公演]2006夏「夏夏! ~あなたを好きになる三原則~」
2006年:計26公演


・[2007.04.01|2公演]2007 桜満開 Berryz工房ライブ ~この感動は二度とない瞬間である!~
・[2007.05.04-05.06|4公演]2007春 ~続・桜満開 ゴールデンウィーク編~
・[2007.08.11-09.08|21公演]2007夏 ~ウェルカム! Berryz宮殿~
2007年:計27公演


・[2008.09.06-11.01|20公演]2008秋 ~ベリコレ!~
2008年:計20公演


・[2009.02.28-05.17|27公演]2009春 ~そのすべての愛に~
・[2009.10.11-12.30|20公演]2009秋 ~目立ちたいっ!!~
2009年:計47公演


・[2010.03.27|1公演]First Live in Bangkok
・[2010.04.18|1公演]Berryz工房フェスティバル ~ようこそ雄叫びランドへ~
・[2010.05.01-06.27|22公演]2010初夏 ~海の家 雄叫びハウス~
・[2010.11.06-12.19|22公演]2010秋冬 ~ベリ高フェス!~
2010年:計46公演


・[2011.03.03-06.05|19公演]2011春 ~週刊Berryzタイムス~
・[2011.07.07|1公演]七夕スッペシャルライブ ★777★
2011年:計20公演


・[2012.03.03-04.29|18公演]2012春 ~ベリーズステーション~
・[2012.07.07|2公演]七夕スッペシャルライブ2012 ~織姫バージョン~/~彦星バージョン~
2012年:計20公演


・[2013.02.16-04.29|18公演]2013春 ~Berryzマンション入居者募集中!~
・[2013.03.09|1公演]2013 Spring in Bangkok
・[2013.05.25|1公演]Berryz工房 Festival in Taipei
・[2013.07.07|2公演]七夕スッペシャルライブ2013 ~ベガ~/~アルタイル~
・[2013.11.29|1公演]Berryz工房10周年記念 日本武道館スッペシャルライブ2013 ~やっぱりあなたなしでは生きてゆけない~
2013年:計23公演


・[2014.03.01-04.29|12公演]2014春 ~リアルBerryz工房~
・[2014.04.12-05.25|8公演]ナルチカ2014春
・[2014.07.07|1公演]七夕スッペシャルライブ2014
・[2014.09.11|1公演]Berryz工房デビュー10周年記念スッペシャルコンサート2014 Thank you ベリキュー! in 日本武道館 [後編]
・[2014.10.18-12.07|16公演]2014秋 ~プロフェッショナル~
・[2014.09.23-12.09|23公演]ナルチカ2014秋
2014年:計61公演


・[2015.01.12|2公演]ナルチカ2014秋(徳島振替公演)
・[2015.02.03|1公演]NARUCHIKA 2015 in Bangkok
・[2015.02.28-03.01|2公演]Berryz工房祭り
・[2015.03.03|1公演]Berryz工房ラストコンサート2015 Berryz工房行くべぇ~!
2015年:計6公演


【℃-ute】
※ライブ正式表記から「℃-ute」「コンサートツアー」を省略


・[2007.02.24-02.25|4公演]デビュー単独コンサート2007春 ~始まったよ! キューティーショー~
・[2007.04.21-05.05|6公演]2007春 ~ゴールデン初デート~
・[2007.09.09-10.28|11公演]ライブツアー2007秋 ~放課後のエッセンス~
2007年:計21公演


・[2008.08.16-10.04|19公演]2008夏 ~忘れたくない夏~
2008年:計19公演


・[2009.04.11-05.16|18公演]2009春 ~AB℃~
・[2009.08.15-10.25|26公演]2009夏秋 ~キューティーJUMP!~
2009年:計44公演


・[2010.03.13-05.15|21公演]2010春 ~ショッキングLIVE~
・[2010.08.28-10.03|19公演]2010夏秋 ~ダンススペシャル!!「超占イト!!」~
2010年:計40公演


・[2011.04.30-07.02|21公演]2011春『超! 超ワンダフルツアー』
2011年:計21公演


・[2012.04.14-06.30|21公演]2012春夏 ~美しくってごめんね~
・[2012.08.09|1公演]音霊 OTODAMA SEA STUDIO 2012
・[2012.11.24-12.30|10公演]2012冬 ~神聖なるペンタグラム~
2012年:計32公演


・[2013.02.02|2公演]2013冬 ~神聖なるペンタグラム~
・[2013.04.20-06.29|21公演]2013春 ~トレジャーボックス~
・[2013.07.05|1公演]Cutie Circuit ~Voyage à Paris~
・[2013.08.01|1公演]Cutie LIVE 2013 summer ~Queen of OTODAMA~
・[2013.09.09-09.10|2公演]武道館コンサート2013『Queen of J-POP ~たどり着いた女戦士~』
・[2013.09.15-11.04|18公演]2013秋『Queen of J-POP ~たどり着いた女戦士~』
2013年:計45公演


・[2014.03.01-03.23|14公演]ナルチカ2014(前半)
・[2014.04.05-06.29|25公演]2014春 ~℃-uteの本音~
・[2014.05.24|1公演]Cutie Circuit ~First Trip to Taipei~
・[2014.06.15|2公演]ナルチカ2014(沖縄公演)
・[2014.08.06|1公演]Cutie LIVE 2014 summer ~音霊モンスター~
・[2014.09.10|1公演]℃-ute(910)の日スペシャルコンサート2014 Thank you ベリキュー! in 日本武道館[前編]
・[2014.09.21-12.13|11公演]2014秋 ~モンスター~
・[2014.10.10-11.30|24公演]ナルチカ2014(後半)
2014年:計79公演


・[2015.02.13-05.29|27公演]ナルチカ2015
・[2015.03.21-06.11|15公演]9→10(キュート)周年記念 2015春 ~The Future Departure~
・[2015.08.04|1公演]Cutie LIVE 2015 summer ~我武者LIVE in 音霊~
・[2015.09.10|1公演]Cutie Circuit 2015 ~9月10日は℃-uteの日~
・[2015.09.19|1公演]Cutie Circuit ~!Vamos a Mexico!~
・[2015.10.17-11.28|19公演]2015秋 ~℃an't STOP!!~
・[2015.11.04-12.11|8公演]ナルチカ2015冬
2015年:計72公演


・[2016.04.02-06.20|27公演]2016春 ~℃ONCERTO~
・[2016.05.21-05.22|2公演]Cutie Circuit ~Let's go to Hong Kong & Taipei!~
・[2016.10.08-11.26|11公演]2016秋 ~℃OMPASS~
2016年:計40公演


 ハロプロのライブタイトル表記では、基本的にホールツアーの場合は「コンサートツアー」、ライブハウスツアーの場合は「ライブツアー」と区別されている。Berryzと℃では活動初期にそれぞれ「ライブツアー2005初夏 初単独 ~まるごと~」「ライブツアー2007秋 ~放課後のエッセンス~」が行われたが、それ以降はホールツアーになり、近年では「ナルチカ」のライブハウスツアーも行われている。


<05.アンジュルム>


【アンジュルム(スマイレージ時代含む)】


・[2010.10.09-11.03|7公演]スマイレージ 1stライブツアー2010秋 ~デビルスマイル エンジェルスマイル~
2010年:計7公演


・[2011.06.12|2公演]スマイレージ 2011春 Limited Live “S/mile Factory”
・[2011.09.10-10.08|8公演]スマイレージ コンサートツアー2011秋 ~逆襲の超ミニスカート~
・[2011.09.23-10.23|9公演]スマイレージ ライブハウスツアー2011秋 ~逆襲の超ミニスカート・ミニ~
2011年:計19公演


・[2012.06.24|2公演]スマイレージ ベストアルバム完全版①発売記念スペシャルコンサート
・[2012.09.23-11.10|18公演]スマイレージ ライブツアー2012秋 ~ちょいカワ番長~
2012年:計20公演


・[2013.11.12-12.12|7公演]スマイレージ ライブツアー2013秋 ~スマイルチャージ~
2013年:計7公演


・[2014.01.23-05.25|28公演]スマイレージ ライブツアー2014春 ~スマイルチャージ~
・[2014.07.15|1公演]スマイレージ LIVE 2014夏 FULL CHARGE ~715(なぁいこう) 日本武道館~
・[2014.08.11-12.17|42公演]スマイレージ ライブツアー2014秋 ~FULL CHARGE~
2014年:計71公演


・[2015.03.14-05.05|12公演]アンジュルム スターティング・ライブツアー2015スプリング
・[2015.05.26|1公演]アンジュルム STARTING LIVE TOUR SPECIAL@日本武道館『大器晩成』
・[2015.08.18-09.23|12公演]アンジュルム ライブツアー2015 SUMMER/AUTUMN ~FIGHTING NINE~
・[2015.11.14-11.29|8公演]アンジュルム ファーストコンサートツアー2015秋『百花繚乱』(「~福田花音卒業スペシャル~」含む)
2015年:計33公演


・[2016.02.07-04.17|24公演]アンジュルム ライブツアー2016春 『九位一体』
・[2016.05.05-05.30|9公演]アンジュルム コンサートツアー2016春 『九位一体』(「~田村芽実卒業スペシャル~」含む)
・[2016.09.11-12.23|34公演]アンジュルム ライブツアー2016秋 ~絆~
2016年:計67公演


 スマイレージ~アンジュルムの活動歴は基本的にライブハウスでの公演が中心だったが、2014年夏に初のアリーナ規模である武道館を成功させ、2015年秋と2016年春にはホールツアーも実現させている。現在の人気がもう1ランク上がり、モーニング娘。や℃-uteのように全国ホールツアーを行えるようになれば、さらにハロプロ全体が盛り上がっていくことだろう。アンジュルム、そしてJuice=Juiceの現状はその射程に入っている段階だといえる。


<06.カントリー・ガールズ/こぶしファクトリー>


【カントリー・ガールズ】
※ライブ正式表記から「カントリー・ガールズ」を省略


・[2015.07.19-08.28|6公演]ライブツアー2015
・[2015.10.13-12.09|19公演]ライブツアー2015秋冬
2015年:計25公演


・[2016.05.14-06.30|23公演]ライブツアー2016春夏(「FINAL!」含む)
・[2016.10.22-12.18|19公演]ライブツアー2016冬
2016年:計42公演


【こぶしファクトリー】
※ライブ正式表記から「こぶしファクトリー」を省略


・[2015.11.06-12.20|17公演]ライブツアー2015 ~The First Ring!~
2015年:計17公演


・[2016.01.30|1公演]ライブツアー2015 ~The First Ring!~(追加公演)
・[2016.04.16-06.19|27公演]ライブツアー2016春 ~The Cheering Party!~
・[2016.09.17-11.20|28公演]ライブツアー2016秋 ~Hyper Mode~
2016年:計56公演


 それぞれ2014、2015年から活動を開始したカントリー・ガールズとこぶしファクトリーだが、現状はライブハウスでのツアーにとどまっている。ここからステップアップしていくのかどうか、その成長を一緒に体感できるのもアイドルファン活動の醍醐味といえるだろう。



 以上、ハロプロ内グループのライブ公演数を振り返ってきたが、Juice=Juiceの年間100オーバーという数値と並んでいたのは、2003年の松浦亜弥のみだということが実証された。もちろんライブハウス/ホール/アリーナの違いはあるにせよ、少なくとも現役ハロプログループ内においては、J=Jの単独ライブ経験値の大きさがズバ抜けたものだというのは異論を挟めないところだろう。


 実際、筆者もJuice=Juiceのライブは何度も足を運んでおり、「LIVE MISSION 220」の節目節目、つまりセットリストが変わった初回やホールでのスペシャルな機会などは必ず行くようにしているが、その都度メンバーの成長ぶりを実感している。もしJuice=Juiceを、デビュー当時の印象から「宮本佳林のワンマングループ」だという認識のままの人がいたとしたら、それはすぐ改めたほうがいい。例えばアルバム曲「生まれたてのBaby Love」のアウトロでのメンバーそれぞれのフェイク回しを聴くだけで、5人共に歌唱力が高く魅力のある稀有なグループだというのがすぐに理解できるはずだ。


 本記事ではハロプロ内の比較論に終止したが、おそらくアイドル界、音楽界全体を見渡しても、短期間で200公演以上をこなし急激に成長したグループというのはなかなか類例を見ないだろう。その成果が発揮される日本武道館公演では一体どれだけの輝きが彼女たちから放たれるのだろうか。今から胸の高まりが抑えられない。(ピロスエ)