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嵐が『VS嵐』で生み出した笑顔と感動 ジャニーズ共演、15周年、櫻葉コンビの名シーンを振り返る

2016年11月05日 13:31  リアルサウンド

リアルサウンド

(C)タナカケンイチ

 嵐のレギュラー番組『VS嵐』(フジテレビ系)が11月3日、放送300回(昼の放送回を含むと377回)を迎え、ゲストに「VS嵐常連軍団」として広場淳(ゴールデンボンバー)、小嶋一哉(アンジャッシュ)、土田晃之、ローラ、三宅健(V6)が出演した。さらにこの日は、1999年11月3日に『A・RA・SHI』でデビューした、嵐のデビュー17年を迎えた記念日でもあった。そんな記念すべき放送回は、通常のゲーム対決に加え、これまでの名場面VTRが紹介されるスペシャルな内容で構成されていた。


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 「ジャニーズ事務所先輩後輩の名場面」と題されたコーナーでは、メンバー全員で登場した関ジャニ∞とV6の登場回のVTRがオンエアされた。2014年関ジャニ∞の回では、嵐と関ジャニ∞が出演していた『8時だJ』(テレビ朝日系/1998~1999年)でMCを務めたヒロミもゲスト出演。ヒロミは相葉雅紀に「スーパーアイドル相葉ちゃん」と当時名付けたあだ名で呼びかけ、「本当にスーパーアイドルになると思わなかったよ」と感慨深けに語っていた。デビュー20周年を迎えたV6が2015年に登場した回では、嵐がV6のバックダンサー時代を再現。V6の「TAKE ME HIGHER」(1990年)のダンスを2組で披露した。この16年ぶりのコラボが、のちのV6 20周年記念ライブで嵐がバックダンサーを務めるきっかけにもなった。


 櫻井が「NEWS来てよ」と番組内で呼びかけたように、さまざまなサプライズを楽しむことができる各グループとの共演は、今後の放送でも期待することができそうだ。個人的には、グループ全体での共演を最近見ることができていないKAT-TUNや、Kis-My-Ft2との共演をぜひ見てみたいと思う。


 番組後半には、視聴者からリクエストを募り、リクエストの多かった名場面を振り返るコーナーも。2014年に行われた15周年記念コンサート『ARASHI BLAST in Hawaii』翌日に行われた「嵐5人だけのデビュー15周年慰労会」の振り返りVTRでは、デビュー前のメンバーの思いを語るシーンが放送された。松本潤、二宮和也、櫻井翔でグループ結成の話が事前にあり、ジャニー喜多川社長に断りに行こうとしたという櫻井と二宮。家に行くと机の上に書かれた「嵐」の文字を見つけ、「2人でそりゃないわ~って」(櫻井)「嵐はないよな~って」(二宮)と当時の様子を振り返った。


 大野智もイラストレーターを目指し、ジャニーズを辞めるつもりだったという当時を振り返りながら、「こんな日が来ると思ってないもん。15年前は。(中略)こんな恵まれてていいのかなっていう感覚が凄くある」と涙ながらに語り、「これからもずっと一緒にいよう」と15周年の乾杯を交わしていた。この映像から2年が経ち、今も変わらずメンバー5人で仲良く活躍を続ける嵐たち。5年後も、10年後もその言葉を貫いて活動を続けてほしいと、心から願ってしまう名場面であった。


 しかし、そんな感動シーンを上回って最も多くの視聴者リスエストを集めたのは、櫻井&相葉がゲーム中にケンカし、キスで仲直りをしたシーン。2人にキスを仕向けた土田晃之は「トップアイドルにそれやられたら、出川(哲郎)さんと上島(竜兵)さん仕事なくなっちゃう!」と即座にツッコミ。“VS嵐常連軍団”である土田との息のあったやりとりが、多くの視聴者に選ばれる名場面を生み出した結果となった。


 人気タレントはじめ、来日俳優やトップアスリートなど、さまざまなゲストを迎え今日まで放送を続けている『VS嵐』。これからも末長く放送を続け、多くの笑顔と感動を視聴者に届けてほしい。(竹上尋子)