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「原宿のランドマーク目指す」ニューバランスが世界最大級の旗艦店オープン

2016年11月04日 21:42  Fashionsnap.com

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「ニューバランス(New Balance)」が、グローバルフラッグシップストアとなる店舗「ニューバランス 原宿」を11月5日にオープンする。4日、報道陣に向けて店内が公開された。

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 旗艦店は原宿明治通りの竹下口交差点に面し、4フロア構成で販売面積が約1,400平方メートルの世界最大級の店舗。デジタルサイネージを縦4面に配し、シーズンごとにデジタルマーケティングを展開していく。1階はブランドの核となるランニングカテゴリーの売り場で、3Dスキャンでカスタマーの足型を計測しデータに基づいた適切なサイズの提案を受けることができる。2階はウィメンズ/キッズ、3階はメンズ売り場となっており、4階は澤田洋史と松嶋啓介がプロデュースしたヘルシー志向のカフェ「ナッシング ベター(Nothing Better)」とアメニティがそろったシャワールームを併設。イベントや多目的なスペースとしてスポーツとライフスタイルが融合したストアを目指す。ラインナップの特徴は、ブランド設立110周年にちなみ、110足の限定発売となる坂本龍一がデザインを手掛けた「M990V3」を発売するほか、今年日本企画として始動したゴルフカテゴリーに加え、スケート用ラインの「ヌメリック(numeric)」やシューズ、アパレルともに原宿店限定で取り扱うアイテムを多数そろえる。
 ニューバランスは今年、グローバル旗艦店を各国主要都市に相次いで出店。原宿は今年に入り5番目の旗艦店となり、来週から再来週にかけてはミラノ、サンフランシスコのオープンも控える。ブランドにとって日本はアメリカ、中国に続く3番目のマーケットシェアとなり、グローバル売上の全体の10%を占める。近年ではスニーカーブームをきっかけに10代から20代の若年層からの支持が広がり、スニーカーに留まらずスポーツウエアの購入を促したい考えだ。「ニューバランス 原宿」は、ここ数年で売上がメンズと同率まで成長したウィメンズカテゴリーに注力したというフロア構成で、ブランドがターゲットとする「都市部で生活する女性」を意識した。
 ニューバランスジャパンの富田智夫代表取締役社長は「東京五輪を前に、ブランド全体としても大きな変革期を迎えており、オープンは非常に良いタイミング。ニューバランスがもう一つ上のステージに上がるため、お客様にブランドを表現できる店舗が完成した」とコメント。国内も出店ラッシュを迎えており、今年はお台場と札幌に加え、来週には大阪梅田にも新店舗を構える。来年以降も出店を加速させ、年間数店舗のオープンを予定するとともに、注力するウィメンズに特化した店舗計画も視野に入れているという。今後、女性向けのスポーツイベントやランニングイベントなどを開催し、ブランドの発信源として様々な企画を展開していく。
■ ニューバランス 原宿所在地:東京都渋谷区神宮前4-32-16電話:03-3402-1906営業時間:11:00~20:00