しばしの活動休止を経て第一線に復帰した英歌姫アデル(28)は、業界に舞い戻った理由につき「息子のためよ。出産を経て、グッと自信が湧いたの」と告白。さらには「モチベーションはお金ではなくわが子なの」「子供にはしっかりと働く母を見てほしい。人の上に立ち頑張る私、そして成功する私を見てほしいのよ」とも語っていたが、産後にはずいぶん酷い産後鬱を患い苦悩に満ちた日々を過ごしていたのだそう。ついには「この私が親になるなんて。私はトンデモないミスをおかしたのかもしれない」と悩み、自分をギリギリのところまで追いつめてしまったという。
「そろそろ2人目の子も欲しくなってきたわ。」
そんな告白をしたことも話題になったアデルだが、
現在4歳の長男が誕生後は精神的な落ち込みが酷くゾッとするほどだったのだそう。このほど『Vanity Fair』の取材に応じたアデルは、当時を振り返りこう話している。
「あれは酷かったわ。」
「子供と一緒にいたくない。そう思うようになる。それが私の知る産後鬱よ。自分の子を傷つけてしまうんじゃないかと不安になるの。自分が母としての役目をきちんと果たしていない。そんな気にもなってしまうのよ。」
ただアデルの場合、子供にはひどく執着したという。
「そう、子供のことで頭がいっぱいだったわ。そして無力に感じたの。(自分が母親になったことは)人生で最悪の決断だったとすら思い詰めたものよ。」
その時、恋人はアデルにどう助言したのか。
「こう言われたわ。妊娠中のほかの女性達に話してみればって。だから私はこう言ったの。『忌々しいママ軍団と付き合ったりするものですか』って。」
しかしいつしか妊婦や子持ちの女性と知り合うようになったアデルは、彼女達と関わりあうことで産後鬱の対処法を身につけたという。
「ええ、子供のいない友達は私にイライラしてた。でも子持ちの友達となら何だって話せた。互いをああだ、こうだと決めつけることもなくね。そしてある日、友達にこう言ったの。『ああ、(こんな生活)大っ嫌い』って。すると彼女はワッと泣き出して、『私も同じ気分よ』って答えたわ。」
その瞬間、アデルの暗い気分が急にスッと晴れたのだそう。同じ悩みを抱える人と苦しみを理解しあい、頑張っているのは自分だけじゃないと知ること―それが深い苦悩にあえぐアデルにとっては、何よりも励みになったようだ。
出典:https://www.instagram.com/adele
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)