11月2日、フォルクスワーゲンが2016年限りでのWRC世界ラリー選手権からの撤退を発表したことをうけ、ライバルメーカーたちがSNSを使って声明を発表した。
2013年からWRCに参戦していたフォルクスワーゲンは、セバスチャン・オジエが4連覇を達成するなど初年度からシリーズを席巻してきた。そんな“絶対王者”の突然の撤退発表に、ライバルメーカーたちは2日、一斉にSNS上で反応した。
ヒュンダイ・モータースポーツは、Twitter上で両メーカーのドライバーたちが握手をかわす画像とともに、チーム代表のミシェル・ナンダンのコメントを掲載した。
「フォルクスワーゲン・モータースポーツが今季限りでWRCから去るというニュースを聞き、ヒュンダイ・モータースポーツの全員が悲しんでいる。彼らは激しい競争相手であるとともに、我々のように新しいチームが加わるときは、大いに励ましてくれた」
「我々は3年間、彼らのレベルに達しようと懸命に努力していたし、2017年、新しいマシンで彼らと戦うことを楽しみにしていた。彼らが成し遂げた素晴らしい成績は、今後も我々のモチベーションになるだろう」
また、シトロエン・レーシングはTwitter上で以下のように発信した。
「シトロエンは、フォルクスワーゲンの声明を聞き悲しんでいる。我々は来シーズンの熾烈な戦いを望んでいた。我々は、自分たちの目標に集中していく」
一方、2017年からのWRC復帰が決まっているトヨタも、WRC向けに開設したTwitterアカウント上で、以下の声明を残している。
「フォルクスワーゲンのWRC撤退の報に接し残念に思っている。我々は2017年、素晴らしい戦いができると楽しみにしていた。チームに同情する」