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声優・肝付兼太の最後のインタビュー 「ラジオ深夜便」にて11月6日オンエア

2016年11月02日 19:52  アニメ!アニメ!

アニメ!アニメ!

肝付兼太
『ドラえもん』のスネ夫をはじめ数多くのキャラクターを演じてきた声優・肝付兼太が、10月20日に肺炎のため80歳で逝去した。11月6日早朝4時台には最後の仕事となったNHKラジオ『ラジオ深夜便』のシリーズ第9回「時代を創った声」が放送される。

『ラジオ深夜便』のシリーズ「時代を創った声」は、昭和と平成を駆け抜けた声を生業としてきた人たちに、その経歴や逸話などを聞く番組コーナーである。シリーズ9回目はゲストには肝付兼太を迎え、亡くなるおよそ1カ月前の9月19日にインタビューを収録した。半世紀以上にわたって様々なキャラクターに息を吹き込んだ肝付が自身の仕事を振り返り、声優を目指したきっかけやこれまでの苦労、後世に伝えたいことを語っている。その肉声を収めたインタビューは貴重な内容になるだろう。聞き手はNHKの元アナウンサーの石川光太郎が務めた。

肝付兼太は1935年生まれ。テレビアニメの黎明期から声優として活動し、1979年から2005年にかけては『ドラえもん』のスネ夫役を担当。ナルシストで嫌みな性格ながらどこか憎めないキャラクターを25年にわたって演じ続けた。
その功績を受けて、2005年に第14回日本映画批評家大賞の田山力哉賞、2006年に第11回アニメーション神戸の特別賞、2007年に東京国際アニメフェアの第3回功労賞を受賞。さらに2012年には長年に渡って多くのジャンルに貢献したことが高く評価され、第6回声優アワードの功労賞を獲得した。そのほか、『オバケのQ太郎』、『パーマン』、『怪物くん』などの藤子不二雄作品や、『おそ松くん』、『元祖天才バカボン』などの赤塚不二夫作品にも出演し、個性的なキャラクターの魅力を引き出した。

『NHKラジオラジオ深夜便』シリーズ「時代を創った声」
放送日: 11月6日午前4時台