ホンダは11月2日、2017年からスーパーGT500クラスに投入するホンダNSX-GTのスタジオショットを公開した。今回、初めて公式に『NSX-GT』というネーミングが用いられている。
2017年からのGT500車両は、現在GTカーとしては驚異的な次元に突入しているコーナリングスピードを抑制するため、ダウンフォースを25%削減するための規定変更が盛り込まれているほか、安全性向上のための後部隔壁の設置等の変更が為されている。
この新規定に対応しホンダが送り出す新GT500マシンは、すでに10月24~26日に大分県日田市のオートポリスで開催された3メーカーによるテストに参加しシェイクダウンを完了。大きなトラブルなくテストを終えている。
14年規定から継続して使用される、NRE規定の2リッター直4直噴ターボエンジンをミッドシップに搭載する新車両は、これまでの『NSXコンセプト-GT』というネーミングから変更され、『NSX-GT』という名称に変更されている。ボディも2016年8月に発表されたスーパースポーツ・NSXをベースとしており、これまでのNSXコンセプトからはディテールが異なっている。
新『NSX-GT』は11月11日に、スーパーGT第3戦/第8戦が行われるツインリンクもてぎで、レクサスLC500、ニッサンGT-Rとともに正式にお披露目される予定だ。
なお、11月4日発売のオートスポーツNo.1443では、オートポリスでのシェイクダウンテストの詳報を掲載。14年型NSXコンセプト-GTとの違い等を詳しくお届けしている。こちらもぜひご参照いただきたい。