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幻の「FW39」。F1参戦40周年のウイリアムズ、来季はシャシー名のしきたり破る

2016年11月02日 08:01  AUTOSPORT web

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2016年メキシコGP バルテリ・ボッタス(ウイリアムズ)
ウイリアムズは2017年にF1参戦40周年を迎えることから、シャシーの名称を例外的なものにすることを明らかにした。

 フランク・ウイリアムズとパトリック・ヘッドが1977年にチームを創設、その年のスペインGPでF1デビューを果たした。2017年はチームにとって40年目の節目となり、これに向けてさまざまな企画を用意している。

 ウイリアムズは、1977年にマーチを使用した後、1978年のFW06以降、伝統的に「FW」の後ろの数字を増やす、あるいは数字の後にアルファベットをつける形でシャシー名をつけてきた。今年はFW38であり、通常であれば来年は「FW39」になるところだが、40周年を記念して「FW40」を使用することを決めたということだ。

 コンストラクターズタイトルを9回、ドライバーズタイトルを7回獲得してきたウイリアムズだが、何度か低迷期もあり、最近では2011年と2013年にはランキング9位に終わっている。

「この長く輝かしい歴史の中で成し遂げてきたことを心から誇りに思います」とチーム副代表のクレア・ウイリアムズ。
「一方で低迷も経験してきました。この40年間、F1の世界にはさまざまな変化がありました。ですがひとつだけ変わらないことがあります。それはモータースポーツに対する私たちの情熱です」
「私たちの中にはレースの血が流れている。それこそが私たちのDNAなのです。1977年からそれは変わりません」
「それを誇りに思います。このことは決して変わることがないのです」

 ウイリアムズは3日に来季ドライバーラインアップの発表を行う予定となっている。