トップへ

国内百貨店初 三越伊勢丹が中国の越境EC「天猫国際」参入へ

2016年11月01日 20:13  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

サイトイメージ Image by: 三越伊勢丹
三越伊勢丹が、日本の百貨店業として初めて世界最大の流通企業アリババグループが運営する越境ECサイト「天猫国際(Tmall Global)」に参入する。11月下旬の本格参入に向けてテストを開始することを発表した。

三越伊勢丹が中国最大の越境ECに参入の画像を拡大

 三越伊勢丹グループ店舗の2016年上期の免税売上高は2013年上期と比較し約3.7倍に伸びており、中でも約7割を占める中国人客は日本製品や日本人に売れているものに高い関心を示しているという。中国人客との継続的な関係構築や、中国での新規顧客開拓を視野に入れ、天猫国際に戦略的パートナーとして参加。商品展開は、三越伊勢丹グループの独自商品を中心とした婦人服・紳士服・子供服・雑貨・化粧品・食品およびリビング用品など数百型から開始し、2017年春以降はデザイナーとのコラボレーション企画など取り扱いブランドやアイテムを随時拡大していく。今後は修理加工いったアフターケアや、ポップアップショップをはじめとするプロモーションなど現地のグループ店舗ネットワークを活かしたサービスを展開するという。
 中国最大のBtoCオンラインショッピングモール「天猫(Tmall)」などを運営するアリババグループは、中国国内の小売市場における年間アクティブユーザー4.34億人(2016年6月時点)を有し、流通総額は約46兆円(2016年3月時点)を突破している。