トップへ

新インディカー王者はNASCARオーバル戦に興味津々

2016年11月01日 12:31  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

インディカーのチャンピオントロフィーをもって母国フランスに凱旋したサイモン・ぺジナウ
2016年にインディカー・シリーズを制したチーム・ペンスキーのサイモン・ぺジナウは、チームが許可してくれるのならばNASCARのオーバル戦に出場したいと願っている。

 チームメイトであるウィル・パワーとの激闘を制し、インディカーの新チャンピオンに輝いたフランス人のサイモン・ぺジナウ。先週末にゲストとして招かれたNASCARマーティンズビル戦で、レースへの興味をコメントした。

「いろいろなレースに興味があるよ。ドライバーとしてはかなり開放的なほうかな。インディカーやスポーツカーでもレースをしているし、ヨーロッパでラリーカーも経験した。すべてサイズやエンジン、タイヤが異なっていたよ」

「みんなは僕にNASCARのロードコース戦に興味があるか尋ねてくるけど、実際にはロードコースじゃなくオーバルでレースをしてみたいんだ」

「多くのことを学ばないといけないし、ドラフティングもとても違う。クルマのポジションもタイヤの扱い方もまったく異なっているよ。ホッケーをしたり、サッカーをするようなもんさ。とても違う仕事なんだ。別のスポーツは実際に楽しんでいたけどね」とコメント。

 ぺジナウは、マーティンビルやブリストルのようなショートオーバルに特に興味があるようだ。

「ここマーティンビルやブリストルでのレースを見るといつも面白いよ。ものすごいトラフィックレースで、ほかのドライバーの走行ラインをどのようにドライバーが感じているのか本当に興味がある。ドライバーの中にはトラフィックを抜ける道を見つけるのがとても賢いドライバーがいるんだ」

 オンラインシミュレーター上ではNASCARドライバーとの対戦も経験しているぺジナウだが、現実的にはインディカーでの目標を重視している。

「現時点では、インディカーにフォーカスしているよ。多くのチャンピオンシップを勝ち獲りたい。特にインディ500だ。僕の目標だよ。もちろんNASCARは、巨大なスポーツだし、クルマにはとても興味を抱いているよ」

 2017年シーズンもチーム・ペンスキーからインディカーに参戦するぺジナウ。チームメイトにはパワー、エリオ・カストロネベス、そして新たにジョセフ・ニューガーデンが加入する。