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ハースF1、グティエレス残留も視野に入れつつマグヌッセン他数名と交渉中

2016年11月01日 11:51  AUTOSPORT web

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ケビン・マグヌッセン(メキシコGP)
ハースのチーム代表であるギュンター・シュタイナーは、2017年のF1シーズンに向けて、ケビン・マグヌッセンと話し合いをしていることを明らかにした。 

 ルノーがニコ・ヒュルケンベルグとの契約をかわした現在、チームに残されたシートのドライバー候補には、ジョリオン・パーマー、エステバン・オコンらとともにケビン・マグヌッセンの名も挙がっている。しかしながらハースもまた、エステバン・グティエレスをロマン・グロージャンのチームメイトとして、2017年も残留させるか否かを検討中だ。

 シュタイナーはマグヌッセンとの交渉について、「他の数人のドライバーと同じように、ケビンとも話をした。(候補者リストには)10人も残っておらず、ふたりか3人に絞られていて、エステバンもそのうちのひとりだ」と述べた。

ハースに興味を持たれているマグヌッセンだが、以前は「ここに残りたいし、それが僕のやりたいことであり、目標なんだ。ルノーは将来的にタイトルをかけて戦う力のあるファクトリーチームだ。僕はその一員でいたい」と話しており、ルノー残留を望んでいた。

 ドライバー市場の現状について、シュタイナーは以下のように語っている。

「F1には数名分のシートしか残されておらず、誰もがそれぞれに異なる計画を持ち込もうとしている。多くの資金を持つ、最高のドライバーを獲得したいと皆が思っているが、(ドライバーから)資金を得ることについてはメリットとデメリットがある。もうすぐ誰かが決断を下すことになるだろう。残るドライバーたちも、落ち着けることを望むよ。この件では連絡を取り合ったり、状況を把握しておくために多くの時間を割いている。近いうちに誰かと契約ができたら、かなりうれしいね」

 シュタイナーは、昨年グロージャンとグティエレスがハースと契約する以前はマグヌッセンも候補だったことを認めており、24歳の彼に感心しているという。

「言ったように、ケビンや数名のドライバーと話をしたことは否定しない。昨年モンツアで彼と話し合いを持ったことは秘密ではないし、連絡は常に取り合っている。彼はF1に自分の居場所を持つドライバーなんだ」