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SMAP 中居、TOKIO 城島、嵐 大野…様々なかたちで“グループの中心”担う最年長メンバーたち

2016年11月01日 07:01  リアルサウンド

リアルサウンド

(C)タナカケンイチ

 年末に向けて、コンサートや舞台、歌番組などへのジャニーズグループの出演が次々に発表されている。日常的にはソロでの活動が多い彼らだが、コンサートや歌番組などはグループ全メンバーが出演するとあり、ファンにとっては見逃せない機会だ。そのようなグループ活動において、メンバーを引っ張ったり、影から支えたり……欠かせない存在であるのがグループの最年長メンバー。今回は彼らの役割や特徴を考えてみたいと思う。


(関連:KinKi Kids、嵐、タッキー&翼、KAT-TUN…最年少が“しっかり者”のジャニーズグループの特徴は?


<MCでグループを引っ張るメンバー>


■SMAP 中居正広、NEWS 小山慶一郎、Kis-My-Ft2 北山宏光


 この3人は非常に分かりやすい共通点がある。バラエティ番組やラジオ、コンサートなどでMCを担当する面々だ。中居はいわずもがな、ジャニーズを代表する名司会者。その実力はお墨付きで、彼自身も自分なりの司会術を確立している。例えば、2016年6月20日放送の『中居正広の神センス☆塩センス!!あの時どうすりゃよかったの!?』(フジテレビ系)の収録にあたり、こんなコメントをしていた。


「最初は立ってましたが、座ってゲストの皆さんと同じ目線にしたほうがよいかなと思いました」
「こちらが(心を)開いてないのに皆さんに開かせるのはいけないと思い、まずは自分からいきました」
(出展:http://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/pub_2016/160613-i136.html)


 こうして、俯瞰的に周りを見て相手に合わせる方法がとれる中居は、流石といったところだ。それは確実にSMAPの番組やコンサートでも活かされている。そんな中居を追うように、小山と北山も司会やMCとしての役割が徐々に増えている。小山は、『news every.』(日本テレビ系)のキャスターをはじめ、『イチゲンさん“おはつ”できますか?』(テレビ東京系)や『チカラウタ』(日本テレビ系)でMCを担当。北山は『キスマイBUSAIKU!?』(フジテレビ系)や『キスマイレージ』(テレビ朝日系)で進行役を務めるほか、ラジオやコンサートでも仕切り役として活躍している。最年長=進行役という、分かりやすいポジションである3人。王道最年長メンバーとして、彼らがグループで担う役割は大きい。


<いじられつつも愛される最年長メンバー>


■TOKIO 城島茂、嵐 大野智、KAT-TUN 中丸雄一


 城島も大野も中丸も、最年長ながら番組やMCの中でいじられることが非常に多い。しかし、ただいじられるのではなく、尊敬が含まれていることが見て取れる。城島はTOKIOメンバーから「おじいちゃん」といじられつつも「本当は二枚目」、「すごく優しい」、「すげぇかっこいい」とかなりの信頼を獲得している。大野は普段は飄々としており、どこか抜けた印象があるものの、ダンスや歌唱力の面では他メンバーから一目置かれている。メンバーである櫻井翔が大野を尊敬しているというエピソードをはじめ、Hey! Say! JUMPの知念侑李やジャニーズJr.の林翔太など、複数の後輩が「憧れの先輩」として大野の名前を挙げている。


 すっかり「ヘタレキャラ」が定着し、ジャニーズ以外の共演者からいじられることが多い中丸も、メンバーから愛されている最年長メンバーのひとり。亀梨和也は番組やメイキング映像などで「中丸が好き」と度々発言しているし、上田竜也がよくプライベートで中丸と一緒に出掛けているというエピソードは、ファンの間では有名である。彼らのような存在がいるからこそ、グループの仲も円滑なのだろう。実際TOKIO・嵐・KAT-TUNの3組は絆が強いイメージがある。


 かたちは違えど、中居・小山・北山・城島・大野・中丸は、「グループの中心的存在」という欠かせないポジションを担っている。次回は「親のようにメンバーを見守る最年長」、「王子キャラの最年長」、「寡黙な職人肌最年長」について考えてみようと思う。(高橋梓)