メルセデスベンツはEクラスを刷新、BMWは本国で次期型5シリーズを発表済みとなるなど、ドイツ発のEセグメント・サルーン市場が盛り上がりをみせているが、最古参となるアウディA6に、日本市場での競争力を高めるべく一部装備と仕様を見直したマイナーチェンジモデルが登場。10月20日より発売開始となっている。
最大の変更点は、従来はオプション設定されていた『S lineエクステリア』を標準仕様とした点。フロントバンパーでは、従来までは一体型だったエアインレット部を3つに独立し、立体感が強調された力強くスポーティなデザインに。サイドシル部をより拡幅し、リヤディフューザー部の造形も変更されたことで、ワイド&ローなスタイルを印象付けるスタイルとなった。
この変更により、さらにスポーティな『S lineパッケージ装着車』には、Audi S6と同デザインのシングルフレームグリルを採用。エアインレット部も新デザインとなりクロームの水平バーが備わる。
その他、基幹部分にはマトリクスLEDヘッドライト、ダイナミックターンインディケーターの採用をはじめ、アルミを多用した軽量ボディ、高効率なTFSIエンジンとSトロニック、クワトロ・フルタイム四輪駆動システム、さらには予防安全のためのアシスタンスシステムなど、アウディが独自開発した最新テクノロジーが惜しみなく投入されている。
ラインナップはセダン/アバントともに、1.8リッターの直列4気筒直噴ターボを搭載するFFの『1.8 TFSI』から、3.0リッターのV6スーパーチャージャーをクワトロで駆動する『3.0 TFSI quattro』までがそろい、前述の装備充実にもかかわらず価格は全車据え置きで、セダンが628~888万円。アバントが666~926万円となっている。
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