メキシコGPで3位を獲得したフェラーリのセバスチャン・ベッテルだが、レース後、ダニエル・リカルドとのバトルについて審議された結果、10秒のペナルティが下り、降格されることが決まった。
レース終盤、3位マックス・フェルスタッペンをベッテル、リカルドが追い3人が僅差でポジションを争う展開になった。
フェルスタッペンはコースオフした後、再びベッテルの前のポジションでコースに復帰、3位でフィニッシュしたものの、後に「コース外でアドバンテージを得た」と判断されて5秒加算のペナルティを受け、5位に降格された。これによりベッテルが3位、リカルドが4位に繰り上がった。
一方、リカルドがベッテルをオーバーテイクしようとした際に両者のホイールが接触、このアクシデントについてもレース後審議が行われた。リカルドは、防御するベッテルがブレーキング時に進路変更をしたとして強く非難、ベッテルは本来表彰台に上るべきではないと主張していた。
ブレーキング時の進路変更については今年何度も問題になってきたが、これについてFIAはアメリカGPの際に新たな規定を打ち出したばかりだった。
スチュワードはテレメトリーやビデオ等で検証した結果、ベッテルはブレーキング時に方向を変えたと判断、「不自然な進路変更をし、危険を引き起こす可能性があった」として、ベッテルには10秒加算のペナルティが与えられた。
これによりメキシコGPの結果はリカルド3位、フェルスタッペン4位、ベッテルは5位という順に修正される。