メキシコGP後、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは、終盤3位争いを展開したフェラーリのセバスチャン・ベッテルに対し、批判的な発言を行った。
ベッテルに対してポジションを防御しようとしていたフェルスタッペンはターン1でコースオフし、そのままショートカットする形で再びベッテルの前の位置に戻り、ポジションを譲ることなく3位でフィニッシュした。
フェルスタッペンがポジションを譲ろうとしないことにベッテルは激怒、無線でFIAへの不満まで爆発させた。
しかし表彰式直前、フェルスタッペンは「コースを離れた後、ポジションを維持し、アドバンテージを得た」との裁定を受けて5秒加算のペナルティが与えられ、その結果、5位まで降格されることになった。
フェルスタッペンはこのペナルティは不当であると不満を示しているが、それと同時にベッテルに対する批判も述べている。
レース中、ベッテルが、フェルスタッペンにペナルティを出さないFIAレースディレクター、チャーリ・ホワイティングに対して激しく悪態についたことに関して、フェルスタッペンは「彼はひどい言葉を使うよね」と述べた。
「いったい何度、彼がああいう言葉を使ったか分からないぐらいだ。彼は学校に戻ってもう一度言葉を習うべきだ」
ベッテルはチェッカーを受けた後、フェルスタッペンに対して、不満を示すジェスチャーをした。
「後で彼と話すよ。彼のやり方はおかしいもん」とフェルスタッペン。
「いつもいらいらしている。週末を通してずっとだ。無線で叫んでばかりいてさ。結局、今すごくいらいらしてるってことなんだろうね」
ベッテルと彼を追い越そうとしていたダニエル・リカルドが接触した件も審議されており、リカルドはベッテルがブレーキング時にラインを変えたとして怒りを示している。フェルスタッペンもベッテルの走りに批判的だ。
「ビデオを見たけど、少なくとも僕ならもっと上手にやれる。彼(ベッテル)はやり方を分かってない。彼のしたことはばかげているよ」とフェルスタッペンは言う。
「ダニエルは横に並んでいた。その彼に対して(ベッテルは)切り込んでいったんだ。それでふたりは接触した。そして無線でわめきたてた」