メキシコGPで3位表彰台を失ったレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが、ペナルティに強い不満を示した。
レース終盤、セバスチャン・ベッテルに対してポジションを防御しようとしていたフェルスタッペンはターン1でコースオフし、そのままショートカットする形で再びベッテルの前の位置に戻り、ポジションを譲ることなく3位でフィニッシュした。
フェルスタッペンがポジションを譲ろうとしないことにベッテルは激怒、無線でFIAへの不満まで爆発させた。しかし表彰式直前、フェルスタッペンは「コースを離れた後、ポジションを維持し、アドバンテージを得た」として5秒加算のペナルティが与えられ、その結果、5位まで降格されることになった。
フェルスタッペンは、スタート直後にルイス・ハミルトンがターン1をショートカットしてリードを守ったこと、ニコ・ロズベルグが自分との接触の後コースオフした時のことを挙げ、それらについてはペナルティが出ていないのに自分だけが処分されるのはおかしいと不満を示した。
「ルイスは(スタートで)大きなアドバンテージを得た。ニコ(・ロズベルグ)も僕と接触した後、コースオフしてアドバンテージを得ている」とフェルスタッペン。
「彼らにペナルティを出さないなら、僕にも出さないでくれ」
「僕はアドバンテージを得ていない。ブレーキングの時点で僕が変わらず前にいた。そしてコースに復帰した時、後ろとの距離は変わっていなかった。ばかげていると思う」