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ホンダ MotoGP第17戦マレーシアGP Moto2クラス予選日レポート

2016年10月30日 11:31  AUTOSPORT web

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ヨハン・ザルコ
2016.10.29 ロードレース世界選手権 第17戦 マレーシアGP 予選

[Moto2] ザルコがポールポジションを獲得。中上は20番手

2016年10月29日(土)・予選
会場:セパン・サーキット
天候:曇り/雨
気温:32℃
コースコンディション:ドライ/ウエット

Moto2 レポート
 Moto2クラスは、断続的に小雨が降る微妙なコンディションの中で行われ、タイトルに王手のヨハン・ザルコ(Ajo Motorsport)が今季6度目のPPを獲得しました。決勝では、総合2位のトーマス・ルティ(Garage Plus Interwetten)に3位以上で先着すれば、チャンピオンが決まります。

 後半に入って絶好調のフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が2番手。過去に3戦連続で表彰台を獲得する好調ぶりで、今大会は、念願の初優勝と今季7度目の表彰台獲得に挑みます。3番手にはアクセル・ポンス(AGR Team)で今季初のフロントローを獲得。以下、ジョナス・フォルガー(Dynavolt Intact GP)、タイトル決定にストップをかけたいルティ、今季2勝目を狙うロレンソ・バルダッサーリ(Forward Team)と続き、FP3でトップタイムをマークした中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)は、ウエットコンディションの予選で思うように走れず20番手へとポジションを落としました。

 タイトル獲得の可能性を残す総合3位のアレックス・リンス(Paginas Amarillas HP 40)は23番手と大きく遅れました。

Moto2 コメント
ヨハン・ザルコ(Moto2 ポールポジション)
「ポールポジションを獲得できてとてもうれしいです。最後のラップはとてもうまくいきました。(フランコ)モルビデリと走って、とてもいいフィーリングがありました。彼をパスすることもできました。路面にはかなり雨水がありましたが、さらにペースを上げられました。明日のコンディションはどうなるか分かりませんが、ドライでもウエットでもいい感触があるので、スタートから力強い走りをしてレースをリードしたいです。そうすれば自分のペースに集中できると思います。もし決勝レースがドライになったら、トップグループでいいバトルができると思います。もしウエットになったら、長いレースになると思います。今夜はしっかり寝て、明日の決勝に挑みたいです」

フランコ・モルビデリ(Moto2 2番手)
「簡単な予選セッションではありませんでしたが、ウエットになることが事前に分かっていたので、準備を整えることはできました。最初から自信がありました。新しい路面が乾きにくいことは分かっていて、問題はどこがウエットでどこが乾いているのかを見極める必要があることでした。そのためどこでアタックすればいいのか注意しなければいけませんでした。コンディションはよくなりました。しかし、スリックタイヤを使うほどは乾いていなかったです。至るところでスライドしてとても楽しかったです。そして、フロントローを獲得できてうれしいです。これで4戦連続で表彰台に上がるチャンスが見えてきました。どのような天気になるか様子を見なければなりませんが、ウエットでもドライでもいい走りをする自信があります」

アクセル・ポンス(Moto2 3番手)
「100%の確信はありませんでしたが、ウエットタイヤでは思うように走れなかったので、スリックタイヤに交換しました。スローダウンしなければならないような水たまりもありましたが、ドライの部分で一生懸命プッシュしました。そして最後にとてもうまくいきました。とてもうれしいです」

中上貴晶(Moto2 20番手)
「ウエットコンディションになった予選は全然駄目でした。中途半端な濡れ方でしたが、レインタイヤでなければ走れないコンディションでした。フロントの接地感がなくて、最後まで攻められませんでした。今日のようなコンディションでは、これまでもよくなかったのですが、これほど悪いのは初めてです。とにかく、駄目だった、としか言えないセッションでした。明日の決勝がもしドライだったら、いいレースができると思います。とにかく、できるだけ追い上げたいです。ドライでは、FP3でトップタイムをマークしているし、どこまで追い上げられるか、自分との戦いになります」