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[Alexandros]川上洋平、イエモン楽曲への思い語る「いじめに遭って辛い時期に助けてもらった」

2016年10月30日 11:21  リアルサウンド

リアルサウンド

[Alexandros]『Swan』

 軽部真一と仲間由紀恵が司会を務める音楽番組『MUSIC FAIR』(フジテレビ系)。10月29日放送回には、THE YELLOW MONKEYと[Alexandros]が出演した。


(参考:[Alexandros]が新曲「Swan」で見せる、ロックバンドとしての矜持


 番組の冒頭では、2バンドがTHE YELLOW MONKEYの「楽園」と「LOVE LOVE SHOW」をセッション。吉井和哉が「前からフェスでも面識がありまして、とても打ち解けてやらせていただきました」と語ると、川上洋平は「大好きな先輩方」とTHE YELLOW MONKEYについてコメントし、吉井は「テレビの枠を超えたものがありましたよね」とセッションの手応えを感じたようだった。


 ここで軽部が「確認させていただきたいんですが、(略称は)“アレキ”ですか、“ドロス”ですか?」と、[Alexandros]の略称について確認すると、川上は「どうやら東では“アレキ”、西では“ドロス”みたいです」とコメント。軽部が「どっちがいいですか?」と質問し、川上は「ドロスでお願いします」と答えた。


 また、仲間由紀恵がTHE YELLOW MONKEYの面々に「解散から再集結までに何をしていたのでしょうか?」と質問すると、吉井は「四級船舶の免許をとった」と語り、廣瀬〝HEESEY″洋一は「忙しい時は手伝えなかったので、運動会に出たりとか、ちょこちょこ子育てをしていた」と、家族への時間に充てていたことを明かした。


 続けて、軽部が2組の共通点として「メンバーがA型(吉井、川上、庄村聡泰)とO型(菊地英昭、菊地英二、廣瀬、磯部寛之、白井眞輝)しかいない」ことを挙げると、吉井は「僕が細かいこと気にするので、3人に包まれている感じがする」と話し、「鍋奉行だし焼肉も焼く」と、食事の席でも仕切りを担当すると告白。これには川上も「僕も同じです」と同意し、ボーカリスト同士の共通項で盛り上がった後、THE YELLOW MONKEYは「砂の塔」を歌い上げた。


 番組後半は、仲間からの「ヤンチャだった頃のエピソードを教えてください」というトークテーマに対し、吉井が「悪かったという噂が流れているけど、実際はそうでもない真面目なバンドだったんですよ。ヤンチャだったのは打ち上げだけで、一番売れている頃は有馬温泉の旅館を貸し切ったけど、出入り禁止になっちゃった」と明かし、廣瀬は「100人近くで打ち上げをしていたから荒れる一方で」、菊池英昭は「朝起きたら何人かのスタッフの全身の毛がなかった」と、当時のエピソードについて証言した。


  [Alexandros]が「Feel like」を演奏したあとは、彼らが印象に残っているイエモン楽曲を紹介するコーナーへ。川上は「BURN」を挙げ「海外に住んでいるときにイエモンの存在を知って、日本に帰ってきていじめに逢って辛い時期に助けてもらった曲」と明かすと、白井は「今はギターなんですけど、もともとベースをやっていて。軽音楽部に入って初めて演奏した曲が『JAM』なんです。ベースラインがかっこよくて。スローバラードなのにベースが歌っていて感動した」と語ると、廣瀬は思わず照れ笑い。


 続けて庄村は「MY WINDING ROAD」を紹介し「MVで真っ赤なバックで演説台に立っている吉井さんがかっこよくて」と語ると、磯部は「高校入学直前にアメリカから帰国して馴染めないときがあって。『SO YOUNG』を聴くとその時の匂いが蘇ってくるんです」と告白。吉井は彼らのコメントについて「僕らも僕らなりに夢中で作っていたので、音楽家同士感じるものがあったんだと思います」と感想を述べ、「SO YOUNG」をパフォーマンスしたところで番組が終了した。


 2組のロックバンドが世代を越えて繋がった今回の放送。次回は松任谷由実とJUJUをゲストに迎える予定だ。(文=向原康太)