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ホンダ MotoGP第17戦マレーシアGP Moto3クラス予選日レポート

2016年10月30日 11:11  AUTOSPORT web

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ホルヘ・ナバロ
2016.10.29 ロードレース世界選手権 第17戦 マレーシアGP 予選

[Moto3] ナバロが2番手から決勝に挑む

2016年10月29日(土)・予選
会場:セパン・サーキット
天候:曇り/雨
気温:32℃
コースコンディション:ドライ/ウエット

Moto3 レポート
 セッション中に強い雨が降り、赤旗中断となったMoto3クラスは、ホルヘ・ナバロ(Estrella Galicia 0,0)が3戦ぶり今季6度目のフロントローを獲得しました。ドライコンディションで行われたFP3でも、トップから1秒差に14台という接戦の中で6番手とまずまずの走りをしているナバロ。第15戦日本GP、前戦オーストラリアGPと2戦連続でリタイアに終わっているだけに、今大会は3戦ぶりの表彰台と今季3勝目に期待が膨らみます。

 ニッコロ・アントネッリ(Ongetta-Rivacold)が6番手。前戦オーストラリアGPで初めて表彰台を獲得したアーロン・カネット(Estrella Galicia 0,0)が10番手から、2戦連続の表彰台を狙います。

 以下、フリー走行で2番手につけたヤコブ・コーンフェル(Drive M7 SIC Racing Team)が15番手、アダム・ノロディン(Drive M7 SIC Racing Team)が18番手、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Gresini Racing Moto3)が19番手、ホームグランプリに気合満点のカイルール・イダム・パウィ(Honda Team Asia)が20番手、負傷欠場のエネア・バスティアニーニ(Gresini Racing Moto3)の代役として急きょ出場することになった佐々木歩夢が21番手という結果でした。

 ドライコンディションのFP3で14番手につけた尾野弘樹(Honda Team Asia)は、ウエットコンディションの予選で2度の転倒を喫し25番手。追い上げのレースに挑みます。

Moto3 コメント
ホルヘ・ナバロ(Moto3 2番手)
「とてもトリッキーなセッションでした。スリックタイヤでコースに出ましたが、まだ濡れているとことがたくさんあったので、ピットに戻ってウエットタイヤに交換しました。3~4周走ったらまた雨が激しくなり、赤旗中断となりました。その後、再開されたセッションでは、雨量が多く、これ以上ラップタイムを更新するのは難しいと思ったし、ポールポジションかと思いました。最後にブラッド・ビンダー(KTM)がいいタイムを出し、ポールポジションを逃してしまいました。でも、ドライコンディションでもウエットコンディションでもいい状態が作れたので満足しています。明日に向けて準備は整っています」

ニッコロ・アントネッリ(Moto3 6番手)
「いい予選でした。セッション終盤にかけて雨量は多くなりましたが、リズムよく走れました。一度、いいリズムをつかんでからは、タイムはどんどん上がりました。最終的に6番手でしたが、いいグリッドを獲得できたので、明日がウエットでもドライでも、いいスタートを切って、いいレースをしたいです」

アーロン・カネット(Moto3 10番手)
「ドライコンディションで行われたFP3は、とても順調にタイムを出せました。しかしセッション終盤、ところどころにあったウエットパッチに乗って転倒してしまいました。午後の予選もあまりフィーリングはよくなかったのですが、赤旗中断になり、その後の雨量の多い状態でフィーリングがよくなり、タイムを更新できました。10番手というのは、期待していたようなポジションではありませんが、ペースは悪くありません。明日のウォームアップで最後の調整をして決勝に挑みたいです」

佐々木歩夢(Moto3 21番手)
「午前中のフリー走行は28番手でしたが、午後の予選は21番手でした。予選は雨が激しくなり赤旗中断となりました。雨量は再開してからの方が多かったのですが、それでも中断する前からタイムを更新できました。明日の決勝は、ウエットでもドライでもトップ10を目標にがんばります」

尾野弘樹(Moto3 25番手)
「ドライコンディションでのフリー走行は14番手でした。それほど悪くはなかったのですが、ウエットコンディションになった午後の予選は、昨日と同じで、いいフィーリングはありませんでした。しかし、よくない状態にもかかわらず、がんばりすぎたためにセッション中に2度も転んでしまいました。明日は後方からのスタートになりますが、一つでもポジションをばん回したいです」