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スーパーフォーミュラ鈴鹿:ホールショットの国本が2勝目! ランキング首位でレース2へ

2016年10月30日 11:01  AUTOSPORT web

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スーパーフォーミュラ第7戦鈴鹿のレース1を制した国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)
全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦・第15回JAF鈴鹿グランプリは10月30日、鈴鹿サーキットで19周のレース1が行われ、スタートを決めた国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)が優勝。ランキング首位に浮上した。

 前日同様の秋晴れとなった決勝日。気温17℃、路面温度19℃というコンディションで午前9時45分にレース1がスタートした。

 勝負どころとなったスタートで、抜群の飛び出しをみせたのがフロントロウ2番手の国本と、4番手スタートのアンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM'S)。それぞれポジションを上げ、国本、ロッテラー、ポールポジションスタートの石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)、野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)の順でオープニングラップを終えた。

 一方、13番手スタートでランキング首位の関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)も10番手にポジションを上げると、翌周には僚友ジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)をかわして9番手浮上。ポイント獲得を目指し8番手のストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)と接近戦を展開していく。

 トップ争いの国本とロッテラーは、お互いにファステストラップを更新しながら3番手の石浦以下をつき離していく。オープニングラップでついた1.3秒の差はわずかに開いたり縮まったりが繰り返されるが、1秒を切ることなく最終ラップへ。

 最後まで安定したラップを刻んだ国本は、そのまま逃げ切り岡山での初勝利に続く今季2勝目をマーク。合計31.5ポイントにのばしポイントランキングでもトップに浮上した。2位のロッテラーは26ポイントでランキング3位に。上位2台には離されたものの、表彰台の一角を守った石浦も3ポイントを加算しランキング4位につけている。

 一方、ポイント圏内をめぐり何度も接近戦が展開されたバンドーンと関口の8位争いは、14周目に思わぬかたちで決着がついた。バックストレートでバンドーンに追いついた関口だったが、日立オートモティブシステムズシケインの立ち上がりで追突。バンドーンはスピンを喫し18番手に後退してしまった。

 関口はいったん8番手に上がったものの、追突による影響かペースが上がらず、序盤に抜いたオリベイラにふたたび抜き返される場面も。最終的には8位でチェッカーを受けたが、レース終了後に接触によるペナルティが課されることがアナウンスされており、レース1はノーポイントが免れない状況となった。関口はランキング2位のままではあるものの、28点から得点を伸ばせていない。