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イデミツ・ホンダ・チーム・アジア MotoGP第17戦マレーシアGP予選日レポート

2016年10月30日 01:01  AUTOSPORT web

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中上貴晶
コンディションに翻弄されたマレーシアGP予選で中上は7列目
ウィライローは9列目から決勝に臨む

Rd17マレーシアGP/セパサーキット:2016年10月29日(土)
コンディション:ウェット
気温:26℃
路面:27℃

 第17戦マレーシアGPのMoto2クラス予選で、IDEMITSU Honda Team Asiaの中上貴晶は20番手タイムの2分23秒935を記録。19周で争われる明日の決勝レースは、7列目中央20番グリッドから臨む。

 今日のセパンサーキットは午前のFP3から気温と路面温度がぐんぐん上昇していったが、セッション開始後まもなく南国特有の驟雨に見舞われた。中上は、午前の走行ではドライコンディションのうちにトップタイムを記録。

 午後の予選では、ウェット路面が終盤に向けて乾いてくる微妙な状況のなか、最後にタイムを更新するタイミングを逸して20番手で終えた。

 チームメイトのラタパー・ウィライローは、午前の走行で安定感のある走りを見せながら25番手につけた。午後の予選では2分24秒793のタイムで、決勝レースは9列目からのスタート。明日はトップ15を射程に入れて、ポイント獲得を狙う。

 日曜のスケジュールは午前10時10分(日本時間11時10分)から20分のウォームアップ走行を行い、決勝レースは午後1時20分にスタートする。



中上貴晶(20th,2’23.935,+5.314)
「微妙なコンディション下での予選の戦術や、自分がリスクを背負って攻められなかったことなど、様々な要因で最悪の予選になってしまった。明日はかなり後方からのスタートになってしまうが、ドライコンディションではトップクラスのスピードとペースがあるので、たくさんのライダーを抜いて先頭集団に迫るつもりだ」



ラタパー・ウィライロー(25th,2’24.793,+6.172)
「フルウェットでは気持ちよく走れて、どんどん攻めてゆけた。予選終盤に路面が乾いてきたときは、残り時間が短かったのでピットに戻らずに、トレーニングのつもりで走り続けることにした。明日はどのようなコンディションになっても、スタートを上手く決めてトップ15フィニッシュを目指したい」

岡田忠之-チーム監督
「明日のレースも今日の予選と似たコンディションになることが充分に考えられるので、しっかりとミーティングをして現在抱えている問題の解決に努めたい。ドライになれば、中上は間違いなく、トップ争いに加わるポテンシャルを発揮してくれるだろう。ラタパーも後方からのスタートで厳しいレースになると思うが、ポイント獲得を目指してファイナルラップまで頑張り抜いてほしい」