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ホンダ・チーム・アジア MotoGP第17戦マレーシアGP予選日レポート

2016年10月30日 00:51  AUTOSPORT web

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カイルール・イダム・パウイ
パウイは7列目を獲得
尾野は9列目から決勝に臨む

Rd17 マレーシアGP/セパンサーキット:2016年10月29日(土)
コンディション:ウェット
気温:25℃
路面:28℃

 土曜午後12時35分(日本時間午後1時35分)から40分間で争われた第17戦マレーシアGPのMoto3クラス予選で、Honda Team Asiaのカイルール・イダム・パウイは、2分28秒989のタイムを記録した。

 明日の決勝レースは、7列目20番グリッドからスタートする。チームメイトの尾野弘樹は9列目25番グリッド。自己ベストタイムは2分30秒248だった。

 土曜日のセパンサーキットは、朝から南国特有の灼熱の太陽に照りつけられた。午前のFP3で、パウイと尾野の両選手はマシンセットアップとフィーリングの向上に専念し、尾野がセッション14番手、パウイは30番手を記録した。

 午後の予選は雨となり、パウイはウェット用のセットアップに集中していたが、雨脚がどんどん強くなったために赤旗が提示されてセッションが中断。約20分後に再開した後は、パウイはウェット用セットアップの煮詰めにさらに集中して取り組んだ。

 予選序盤にハイサイド転倒を喫した尾野は、赤旗中断の間にチームが迅速な作業でマシンを修復してセッションに復帰、上記のグリッドを獲得した。両名とも、明日朝のウォームアップでセットアップにさらに磨きをかけてレースに備える。

 20分間のウォームアップセッションは、現地時間午前9時40分から実施。18周の決勝レースは、午後12時にスタートする。



カイルール・イダム・パウイ(20th,2’28.989,+2.721)
「現状ではブレーキングでフロントのチャタリングが大きく出ているので、充分に攻めることがまだできていない。バイクの信頼感を得て自信を持って走れるようになれば、ドライでもウェットでも良い走りをできると思う。ホームGPで全力の走りをするためにも、明日のウォームアップではさらに改善を目指したい」



尾野弘樹(25th,2’30.248,+3.980)
「ドライコンディションではセットアップも着実に前進している。ウェットコンディションの走行は、昨日よりも良くなっているものの、まだ自分の求めるフィーリングは得られていない。明日は低い位置からのスタートになるが、ドライならしっかりと追い上げることができると思う。ウェットなら、朝のウォームアップを活用してセットアップをさらに進めたい」

岡田忠之-チーム監督
「尾野は予選序盤にハイサイド転倒を喫してしまったが、赤旗中断の間にチームの素早い作業でマシンを修復できた。チームスタッフの努力と、セッション再開後にがんばって走ってくれた尾野の双方に、感謝と敬意を表したい。パウイはウェットコンディションの予選で、思ったほどタイムが伸びなかった。ミーティングをして明日の改善ポイントを探りたい。新舗装路面は、雨が降ると乾きが遅いので、明日が雨なら誰にでもチャンスがあると思う。我々も諦めず、高い結果を目指して戦いたい」