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スーパーフォーミュラ鈴鹿:予選後会見:石浦「急にチャンスが来て驚いている」

2016年10月29日 17:21  AUTOSPORT web

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会見に登場したレース1/レース2の予選トップ3ドライバー
29日、鈴鹿サーキットで行われた全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦の公式予選。Q1~Q3を終えて、レース1/レース2の予選トップ3ドライバーがセッションを振り返り、決勝への展望を語った。


●石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING):レース1/予選ポールポジション、レース2/予選ポールポジション


 今回、予選で(ボーナスポイントを)2点獲ることを、まずは目標にしてきたので、それを達成できてホッとしています。正直ここまで順調に進むとは思っていませんでしたし、チャンピオンシップも厳しいかなと思っていたので急にチャンスが来て驚いてます。

 前回の(第6戦)SUGOは、僕がスーパーフォーミュラに復帰してから初めてというくらい悪いレースでした。レース後、チームが一丸となり、(失速の原因は)ここじゃないかという箇所は、全部見直してくれました。

 鈴鹿サーキットへ向かう道中も国本(雄資)とマシンのセッティングについて、話し合っていて、チーム間のデータ共有もできています。

 明日の決勝は戦ってみなければ(どうなるか)分かりませんが、今のところ、ここまではいい流れを作れていて安心しています。

●国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING):レース1/予選2番手、レース2/予選3番手


 フリー走行の走り始めから調子がよく、今回は行けると自信をもっていました。ただ、セッション終盤にニュータイヤを履いたときのバランスが、普段とは違っていたので、予選に向けて、石浦(宏明)さんのデータも共有しながら、合わせこみました。

 予選ではQ1からQ3まで、自分のなかではベストの走りをすることができましたし、クルマも完璧と言える状況で、気持ちよくアタックできました。しかし、それ以上に石浦さんの方が速かったので、なんでかな? と思っている部分もあります。

 明日は2レースあるので、しっかり戦ってチャンピオンを手にしたいです。今日は石浦さんに、お酒をいっぱい飲ませたいと思います(笑)。




●野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING):レース1/予選3番手、レース2/予選4番手


 走り始めから感触が良かったのですが、バランスが取れすぎていて、逆に触るに触れない状況でもありました。気になるところを改善しようとすると、別の部分に問題が出てしまって。

 そのため正解と呼べるセットアップへ、たどり着くまでに時間がかかってしまいました。最終的にはいいセットアップで走れたと思います。予選では力を出し切ることができました。

 今年のクルマは、ほんの少しセットアップを変えただけで、大きくバランスが変わってしまいます。皆さんが想像する以上に細かなアジャストをしていますよ。

 いいクルマには仕上がったと思いますが、どう頑張っても石浦さんには届かないなという印象もありました。これに関しては、この後チームともう一度見直します。

 僕はチャンピオンシップについて、あまり意識していないので、とにかく前でゴールするだけ。それでレースを面白くしたいなと思います。チームとは、レース1でオーバーテイクシステムを(5回)使い切ろうと話していて、ロケットのような走りをするつもり。万が一、ぶつかってしまったらごめんなさい(笑)。

●ストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING):レース1/予選7番手、レース2/予選2番手


 予選の結果には、おおむね満足している。レース1の結果(予選7番手)は上出来とは言い難いし、このサーキットはオーバーテイクが難しいけどね。

 Q1の後にセットアップを少し修正した。そのおかげでQ2とQ3では、より満足行く走りができたよ。イシウラサン(石浦宏明)と0.005差まで近づくことができた。

 レース2は周回数も多く、戦略にも多少の幅が出てくるから、フロントロウからスタートすることは重要だと思う。いいレースができたら嬉しいよ。