まず、先頭でタイムアタックに入ったのは国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)。計測3周目に1分39秒136でトップに立つが、すぐにランキング首位の関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が1分38秒788で逆転。さらにストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が1分38秒716で関口を上回りトップに立った。
その後もトップタイムは目まぐるしく変わり、ベルトラン・バゲット(NAKAJIMA RACING)、石浦と次々にトップタイムを奪っていく。セッション前半の一度目のタイムアタックでは石浦、バゲット、バンドーン、野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、関口がトップ5を形成し、いったん全車がピットへと戻っていった。
2番手には国本が1分37秒801で続き、野尻、アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM'S)、バゲットの上位5台までが37秒台を記録。ひとりタイミングを遅らせてアタックに入った関口は最後のアタックに勝負をかけたが、このアタック中に小林可夢偉(SUNOCO TEAM LEMANS)がデグナーカーブでコースアウト。この影響もあったか、まさかの13番手に。ギリギリでQ2進出は果たしたものの、明日のレース1は後方グリッドからスタートすることになってしまった。
Q1でノックアウトを喫したのは中山雄一(KCMG)、ナレイン・カーティケヤン(SUNOCO TEAM LEMANS)、ウイリアム・ブラー(KONDO RACING)、ジェームス・ロシター(KONDO RACING)、伊沢拓也(REAL RACING)。この5人はレース1/2とも、15~19番グリッドからのスタートとなる。
セッションはP.MU/CERUMO・INGINGの2台を先頭にタイムアタックが始まった。ここでトップタイムを刻んだのは国本。チームメイトのタイムを0.2秒上回る1分37秒364でQ2の首位通過を果たした。P.MU/CERUMO・INGINGの2台に続いたのはバンドーン。以下野尻、バゲット、中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)、中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM'S)、ロッテラーの4チーム8人がQ3進出となった。Q1同様に少しタイミングをずらしてタイムアタックに向かった関口だったが、1分38秒795で13番手。まさかのQ2敗退となり、タイトルに向けて厳しい展開となっている。