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チャーリー・シーン HIV新薬のおかげで「完璧に普通の暮らしができている」

2016年10月29日 12:02  Techinsight Japan

Techinsight Japan

「新薬のおかげで元気だぜ」(出典:https://www.instagram.com/charliesheen)
映画『メジャーリーグ』や『プラトーン』などに主演し、一躍人気者になったアメリカ人俳優チャーリー・シーン(51)。しかしチャーリーはポルノ女優達との肉体関係やドラッグに溺れ、一時はスキャンダルを連発して人気ドラマを降板させられる事態に。それでも芸能活動は続けていたものの、数年前に体調不良のため精密検査を受けた結果「HIV陽性」を宣告され、大きなショックを受けたという。そんなチャーリーも現在は研究段階にあるという新薬のおかげで、体調はとても良いとのこと。この薬により、今では完全に普通の暮らしができているという。

「頭が痛くてたまらない。それにこの寝汗の理由は何なんだ?」

不快な症状が消えず、「これは脳腫瘍に違いない」と考えていたというチャーリー・シーン。しかし入院し検査を受けた結果、HIVに感染していると判明。その後チャーリーは焦りのあまりそれまで服用していた薬を手放し、怪しげな代替治療にまで挑戦した。しかし当然効果はなく通常の薬に戻っていたのだが、今は新薬として認められる前、すなわち研究段階にあるPRO 140なる薬を24週間にわたって定期的に接種しており、その効果が実に素晴らしいという。このほどチャーリーは『The Hollywood Reporter』の取材に応じ、こう話している。

「今使っている薬には、副作用がないんだ。そう、まるでね。週に1回打ってもらうだけ。毎日薬を飲むかわりにね。現時点では、この薬が“病気を治す術”に一番近いものだ。」
「全く普通の暮らしができるし。」

また以前に服用していた薬の効果も確かにあったというが、チャーリーはいくつもの副作用に悩まされていたという。

「そう、あの薬で生きていられたのは確かさ。でも副作用が酷かった。片頭痛、腹痛、肝臓障害などさ。」

患者としてこの新薬研究に関わっているチャーリーは、「話すことで多くの人たちに希望を与えられるかと思った」ともコメント。世界中にいるHIV患者に向けて、同じ病気と闘う立場から「決して諦めてはいけない」と呼びかけたかったもようだ。

出典:https://www.instagram.com/charliesheen
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)