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イデミツ・ホンダ・チーム・アジア MotoGP第17戦マレーシアGP初日レポート

2016年10月28日 23:51  AUTOSPORT web

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写真
中上貴晶が灼熱のマレーシアGP初日に2番手
ウィライローは15番手タイム

Rd17マレーシアGP/セパンサーキット: 2016年10月28日(金)
コンディション:ドライ
気温:28℃
路面:31℃

 2016年第17戦マレーシアGPがセパンサーキットで始まった。凍えるような寒さの前戦から一転、赤道直下の灼熱に包まれた金曜日の走行で、IDEMITSU Honda Team Asiaの中上貴晶は、午後のFP2で2分08秒816を記録した。

 今年のセパンサーキットは路面の再舗装や、最終コーナーのバンク形状変化、ランオフエリアの拡充など、いくつかの改修が施されている。

 前戦で右肩を負傷したばかりの中上は、怪我を感じさせない力強い走行でコースを攻略し、初日の総合タイムをトップからわずか0.089秒差の2番手とした。

 また、今大会はラタパー・ウィライローの母国タイに近く、多くのファンが彼を応援に来ている。皆の熱い声援に後押しされ、ウィライローは今日の走行を2分10秒443の15番手タイムで終えた。

 明日のMoto2クラスのセッションは、現地時間午前10時55分(日本時間11時55分)からFP3が、午後3時05分から45分間の予選が行われる。



中上貴晶(2nd, 2’08.905, +0.089)
「FP2の走り出しはコンディションが中途半端で、リスクを避けて様子を見たが、セッションの残り20分で連続周回をし、どんどんタイムを更新することができた。肩の状態はほとんど正常に戻り、まったくかばう必要が無く走れている。今日はトップから僅差の2番手で調子も良いので、明日の予選ではフロントローを目指したい」



ラタパー・ウィライロー(15th, 2’10.443, +1.627)
「今日は典型的なセパンの天候になったが、そのコンディションのなかで15番手、とまずまずの初日になった。午後は路面にウェットパッチが残っていたのでタイムアタックは行わず、レース用のセットアップに集中した。決勝レースを有利に運ぶためにも、明日はできるだけ上位のグリッドを確保したい」

岡田忠之-チーム監督
「今日のFP2は路面が完璧には乾ききってない難しいコンディションだったが、そんな状況でも中上は良い走りをしていた。コースサイドで観察していても、マシンの挙動が安定していたので、明日は決勝に向けて良いグリッドを確保してくれるだろう。ラタパーにとって、この会場は母国に近い第二の故郷のようなサーキットなので、明日はさらに集中力を高めて戦闘力に磨きをかけてほしい」