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ホンダ・チーム・アジア MotoGP第17戦マレーシアGP初日レポート

2016年10月28日 23:41  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

カイルール・イダム・パウイ
ホームGPのセパンでパウイが総合2番手スタート
尾野は初日12番手

Rd17マレーシアGP/セパンサーキット:2016年10月28日(金)
コンディション:ウェット
気温:26℃
路面:30℃

 第17戦マレーシアGPがセパンサーキットで初日の走行を迎えた。金曜日のセッションは、午前と午後にそれぞれ40分間のフリープラクティスを行い、ルーキーながらすでに2勝を挙げて世界中から注目が集まる、地元出身のカイルール・イダム・パウイが総合2番手タイムを記録した。日本人選手の尾野弘樹も、レースウィーク初日は手堅く順調な走りを見せて12番手。

 現地時間の午前9時(日本時間午前10時)から始まったFP1で、パウイはめざましい速さを見せて2番手タイム。尾野も12番手と順調な走り出し。午後のFP2は雨の走行になり、パウイは3番手タイム。生来のウェットコンディションの強さを存分に披露した。

 尾野はこのセッションを16番手として一日の走行を締めくくった。今日の総合順位は、コンディションの良かった午前のラップタイムでオーダーが並ぶことになった。

 明日のMoto3クラスFP3は現地時間午前9時にスタートする。



カイルール・イダム・パウイ(2nd,2’16.371,+0.851)
「FP1の走り出しは、新しい舗装の路面をチェックするために慎重に走った。午後はウェットコンディションになったが、総じて今日のセッション内容には満足している。地元の人々の熱い声援をひしひしと感じるので、明日は良いグリッドを獲得するために全力でがんばりたい」



尾野弘樹(12th, 2’17.448,+1.928)
「午前はウェットパッチが残っていたのであまり無理をしなかったが、ドライのフィーリングは悪くない。午後は、雨量が多いときにタイヤのグリップ感がいまひとつだったので、その部分の改善をしたい。決勝でトップ争いをするために、明日の予選では最低限でも2列目を確保するつもりだ」

岡田忠之-チーム監督
「パウイは、ドライでもウェットでもうまく走れている。ここは彼のホームコースなので、あとは気負いすぎないことさえ気をつければ大丈夫だろう。尾野も、今日の走行では午前、午後ともに期待できるパフォーマンスを発揮してくれている。明日の予選では、両選手とも二列目までを確保してほしい」