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「テキサスとメキシコは離すべき」アメリカGP代表がF1カレンダー変更を希望

2016年10月28日 13:41  AUTOSPORT web

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2016年F1第18戦アメリカGP
アメリカGPの開催地となっているCOTA(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)代表のボビー・エプスタインは、集客数向上のためにメキシコGPとの間隔が大きく開くことを希望しているようだ。

 今年その2つのレースは2週連続で開催されるが、2017年の暫定カレンダーでは2週間の開きがある。 

 しかし、エプスタインはその2レースがカレンダー上でもっと離れた日程にあるべきだと考えている。

 彼は昨年メキシコGPがカレンダーに復活したことで、アメリカGPのチケット売り上げが打撃を受けたと感じているため、メキシコでのレースがシーズン序盤のカナダGPと同時期に開催されるのが理想的としている。

「去年、メキシコGPによって大きなダメージを受けた。そのことは分かっているんだ」とエプスタインは語った。

「日程の面から言うと、メキシコとテキサスを離すことには価値がある」

「3、4カ月のギャップが理想的だ」

「もし北米に2回旅行をさせたいなら、至近距離にある2つのレースを連続開催にはしないだろう」

「6月や7月のオースティンは暑くて今のように快適ではないので、私ならメキシコとカナダを一緒にするね」


 去年の豪雨によるイベント運営への大きな損害もあり、2012年の初レース開催からオースティンの観客動員数は減少の一途をたどっていたとエプスタインは語った。



 2021年までの開催権を持っているこのコースは今年、ファンへのアピールのためにチケット料金を値下げし、また洪水への保証とシャトルバスサービスの最長待ち時間への保証も加えた。

 主催者はまた、若い観客を取り込み売り上げを向上させるべく、土曜日の夜に人気歌手であるテイラー・スウィフトのコンサートも開催した。

 それにより、日曜日には週末3日間で史上最高となる269,889人という観客動員数を発表した。

「どんなイベントも初めの年は最大規模になると期待できる」とエプスタインは語った。

「新しもの好きの人々がいるのだからその考えは払拭しないといけない」

「もし成功したGPであるなら、3年から4年過ぎて再び観客数の増加をみるだろう」

「リピーターの来場者が見られるようになったし、地元からの観客も多くなった。中にはこれを好例行事にしている人達もいるようだ」