トップへ

宇多田ヒカル、『Fantôme』収録曲「人魚」が「大エルミタージュ美術館展」テーマソングに

2016年10月27日 13:41  リアルサウンド

リアルサウンド

宇多田ヒカル

 宇多田ヒカルが、9月28日に発売したアルバム『Fantôme』収録曲「人魚」で「大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち」のテーマソングを務めることが決定した。


(関連:宇多田、林檎、aiko、浜崎……1998年デビューの4人はいかに特別か 初単著上梓の宇野維正に訊く


 同美術館展は、2017年3月18日から6月18日まで、六本木・森アーツセンターギャラリーにて開催されるもので、宇多田ヒカルの楽曲が美術展のテーマソングになるのは今回が初となる。


 「人魚」についてオフィシャルインタビューで宇多田は、「一年ほど悩んで、理想に追いつかないとあきらめかけた時にブワッと言葉で出てきたから達成感も強く、最も誇らしく思う曲。母の死後、もう音楽を作れないかもしれない、と思ってた時に、ギターを弾いていたらふと出来てしまった曲。実は「花束を君に」のPVで人の姿をして町で暮らしていた女性が突然海へ向かい、飛び込むと本来の人魚の姿に戻るシーンがあるんですけど、それがまるで演出家さんが私をなぐさめてくれているようで、見透かされてるような、あたたかく支えられてるような感覚、そして曲(「花束を君に」)を受け入れてもらえたという感覚に救われて、絵コンテを見た時涙が止まりませんでした。そこから人魚のモチーフを引き継いだ形になります」と語っている。(リアルサウンド編集部)