事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けたスパイが独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
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フォース・インディア:残り1席を巡る争いの噂
メルセデスの育成ドライバーか、持参金付きのドライバーか……
ヒュルケンベルグが抜けた後のフォース・インディアの空席は、来季もかなり競争力の高いシートになる可能性があり、現在少なくとも5人の志望者が手を上げているという。その顔ぶれは、ルノーの決定待ちのマグヌッセンとオコンのほか、パスカル・ウェーレイン、フェリペ・ナッセ、ジョリオン・パーマーだ。
先週も報告したように、メルセデスはウェーレインをフォース・インディアに押し込もうとしている。だが、彼とオコンの両方をテストしたことがあるフォース・インディアの首脳陣は、オコンの方に高い将来性を認めているらしい。
他の3人には持参金またはスポンサーがあり、ナッセは2000万ユーロ(約23億円)、パーマーは1500万ユーロ(約17億円)を持ち込める。彼らと比べるとマグヌッセンの持つ「実弾」はやや見劣りするものの、それでも母国デンマークのスポンサーからの支援が1000万ユーロ(約11億円)ほどあるようだ。
あるチーム関係者によると、最終決定はメキシコGPとブラジルGPの間の週に、ロバート・ファーンリーとオットマー・サフナウアーがいったんシルバーストンの本拠に戻り、ビジェイ・マリヤと話し合った後に下される。マリアはインド政府にパスポートを没収されており、イギリスから出国できないからだ……。
スパイからの手紙はF1速報WEBで好評連載中。
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