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『キン消し』29年ぶりに復活 新旧でどう違うか比較してみた

2016年10月27日 12:51  おたくま経済新聞

おたくま経済新聞

『キン消し』29年ぶりに復活 新旧でどう違うか比較してみた

 アニメ『キン肉マン』放映中の1983年~1987年にかけ、バンダイからカプセル玩具として販売されていた「キン消し」が29年ぶりに復活してます。


 10月18日にプレミアムバンダイから『キン肉マン キンケシプレミアムVol.1』と題された15体セットの復刻版として、価格4320円(税込)で予約受付を開始。同日からローソンでは対象のお菓子を3個買うと復刻版5体中1個がプレゼントされるキャンペーンも開始されています。


【元の記事はこちら】


 「キン消し」は筆者くらいのアラフォー、アラサー世代にとって、子供時代熱中して集めた玩具の一つ。登場する超人たちがデフォルメされた無彩色フィギュアで、過去シリーズのラインアップは全418種にものぼるそうです。


 子供時代、筆者ももれなく熱中した一人。実は未だコレクションの一部を保存しています。かなり集めたはずなのですがカーチャンからいつの間にやら大半を処分されてしまったようで、今や手元にあるのは一袋。とはいえそれなりに数があるので、ローソンで入手してきたキン肉マンと、アシュラマンで比較してみました。


 本当は全種入手したかったのですが、残念ながら近くのローソンでは入手できませんでした。10月31日までのキャンペーンということなので、お店によっては早いうちに人気や思い入れのある超人たちが姿を消しているようです。


 なお、ローソンで対象商品3つを買うと入手できるのは『キン肉マン』の『黄金のマスク編』に登場した超人からキン肉マン、悪魔将軍、アシュラマン、バッファローマン、モンゴルマンの5種がラインアップされています。もちろん製造元はバンダイ。


■新旧キン消しを比較してみた


 キン肉マンは全く同じタイプが見つからなかったので、とりあえず似た表情のものと比べてみました。表情は旧作の方がハッキリしている感じ。ただし腕や足といった筋肉の部分は以前よりなめらかになった印象をうけます。


 アシュラマンは同じポーズのものがありました。比べてみると、こちらも復刻版の方が顔がぼんやりしてる感じをうけます。ただ手や腕という細かい作り込みはキン肉マンと同じくなめらかになり、この2つに共通して全体が「つるん」としています。素材を見てみると袋の裏に「●マスコット:PVC」と書かれているのでどうやらポリ塩化ビニルが使われているようです。


 そのほかは、背面にあるコピーライトに変化がありました。旧作は「Y/S・N・T」で、復刻版は「Y/S・T」。さらに復刻版には「B.CHINA」と「2363523」が追加されています。


 まぁ、素材と刻印以外は大体同じっぽいですね。ちなみにバンダイで予約受付中の2017年2月出荷予定『キン肉マン キンケシプレミアムVol.1』は主要キャラクターの他、初キン消し化となる完璧(パーフェクト)超人のマックス・ラジアル、ピークア・ブー、ネメシス、ストロング・ザ・武道の4種もラインアップに加わっているそうです。未だ保存している筆者のようなタイプにはちょっと気になる商品ですね。


(文:HideI)