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F1メカUPDATE:マクラーレンのフロアに取り付けられた小型カメラの謎

2016年10月27日 10:51  AUTOSPORT web

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フロア上部に取り付けられたパーツ。整流用のフィンにも見えるが……
マクラーレンがアメリカGPで新しいフロアを試していた。フロアそのものは、これまでと大きな変更はない。変更が加えられたのは、フロアの上に小さなフィンが2つ(写真黄色矢印)装着されたことである。

 一見、フロア上面を流れる空気の流れを整える役割を果たしているスプリッターようにも見える。だが、この2つのフィンへ写真中心部から配線のようなものが伸びているのがわかる(写真赤色矢印)。

 アメリカGPではフリー走行でマクラーレンのマシンの後方から小さなライトが灯っていたのが確認されている。マクラーレンの関係者によれば、照明付きの小型カメラを装着し、フロアとタイヤのたわみを映像を利用して確認していたという。

 つまり、このフィンはその機材が内蔵されたもので、フロア上面の空気の流れを極力遮断しないように形状を工夫したものなのかもしれない。

 あるいは新しい空力パーツであることには変わりなく、そのパーツを利用して、映像機器を取り付けたのかもしれない。

 さらに、じつはこれは今シーズン用の開発ではなく、2017年へ向けた先行開発パーツであり、その実験を小型カメラを使用して行っていたのかもしれない。

 いずれにしても、アメリカGPでマクラーレンは、これまでとは異なる何かを行っていたことだけは確かだ。