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「移籍成立で彼は落ち着いた」FインディアF1幹部が語るヒュルケンベルグの変化

2016年10月26日 19:11  AUTOSPORT web

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アメリカGPでのヒュルケンベルグ
フォースインディア副代表のボブ・ファーンリーは、ニコ・ヒュルケンベルグが移籍問題を早急に解決させたことで、アメリカGP前に”彼の心を安定させることができた”と確信している。

 フォースインディアはヒュルケンベルグと来季の契約があったにもかかわらず、彼が複数年契約でルノーへ移籍することを許した。

 ヒュルケンベルグはアメリカGP決勝を1コーナーでのクラッシュによりリタイアしたが、予選は7位で通過した。このことについてファーンリーは、チームのアプローチが助けになったと考えている。

「物事に対し迅速に、効率良く、そして温情をもって対応した(チーム代表の)ビジェイ(・マリア)の手柄である」と、ファーンリーは述べた。

「そのおかげでニコを落ち着かせることができ、我々と過ごす残りの時間で彼にしてやるべきことをしてやれた。そして彼は強い予選結果をもたらしたんだ」

「残念ながら、彼は1コーナーで事故に巻き込まれあえなくリタイアとなったが、それは彼にはどうしようもなかったことだ」



「彼はとにかく常に予選で速く、常に100%を出し切っている。だが今回(の結果)は、すべてがクリアになり完了したことで彼の気持ちが落ち着いたからだ」



「効率的で迅速な我々の、特にビジェイの対応が彼を安定させた」

「我々はいま(コンストラクターズ選手権の)4位を争っていて、両ドライバーには全力で働いてもらわなければならない。そこで何かを失ったとは思っていない」

「ビジェイは本当によくやった。よくコントロールして、皆を落ち着かせ、次のレースには立ち戻らせた。いつもの状況に戻っている」

 フォースインディアはオースティンでライバルのウイリアムズに2ポイント負けたが、今シーズン残り3戦となった現在はコンストラクターズランキングでウイリアムズに8ポイント差で勝っている。