オーストラリアGPのMoto3クラス決勝レースで発生した多重クラッシュにより負傷したジョン・マクフィーは、治療のためにオーストラリアのメルボルンに残ることになった。
マクフィーはレースの6周目に10コーナーでマシンのコントロールを失って転倒。これによって多重クラッシュが発生し、赤旗が掲示された。
その後、マクフィーはメルボルン近郊の病院に運ばれ、親指の骨折と脳震盪、外傷性気胸と診断された。この診断により、母国のイギリスには戻らず、メルボルンに留まって治療を継続することを決断。次戦マレーシアGPは欠場する。
関係者によれば、バレンシアで開催される最終戦も、ほぼ確実に欠場することになりそうだ。
「具合はいいけど、思っていた通り体中が痛む」とマクフィー。
「肺に少しダメージを負っているから、飛行機に乗る前に少し様子を見る必要があるんだ。だから来週あたりまでメルボルンに留まる予定だよ」
「親指の機能が数日で回復することを願っているよ。そうしたらなるべく早くトレーニングに戻るつもりだ」
また、転倒したマクフィーのマシンと接触し、コースに投げ出されたエレナ・バスティアニーニが後続のホルヘ・ナバーロにはねられ第9胸椎と肋骨の骨折。
この事故により、バスティアニーニは今週末開催されるマレーシアGPへの参戦が不安視されている。