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北欧・ノルウェーファッションを日本市場にアピール、都内でイベント開催

2016年10月26日 16:32  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

ノルウェーブランド「HAIK W/」 Image by: FASHIONSNAP
ノルウェーの文化機関NORWEGIAN FASHION HUBが主催するファッションイベント「NEW NORWEGIAN WAY」が、都内のノルウェー大使館で10月25日に開催された。

ノルウェーファッションのイベントが開催の画像を拡大

 イベントは昨年に続く2回目で、ノルウェーファッションを日本市場に紹介することを目的に関係者を招いて開催。ノルウェーを拠点にする若手6ブランドが出展した。フィヨルドの特異な地形から年間降雨量が多いことで知られる都市、ベルゲン発のコートブランド「ノルウェージャン レイン(NORWEGIAN RAIN)」はテーラリング仕立てで細部にまでこだわり、防水・防寒のほか動きやすさや収納など機能性を兼ね備える。2014年から日本での展開を開始し、現在国内主要セレクトショップをはじめ約50店舗で取り扱う。またヒッチハイクがブランド名の由来の「ハイクW/(HAIK W/)」は、主にコラボレーションからコレクションを展開。17年春夏シーズンではノルウェー人アーティストのToril Johannessensとガーナから着想を得たカラフルなテキスタイルを使用したコレクションを発表した。デザイナートリオの1人、Harald Lunde Helgesenは「スカンジナビアデザインというとミニマリスティックでモノトーンの印象が強い。僕らは色々なアーティストとコラボレーションすることで一つの形式に囚われない表現を見せられることが特徴であり、それがブランドとしての強み」と語った。その他、ウィメンズウエアの「カトリーネ ハンメル(CATHRINE HAMMEL)」や「ホルツウェイラー(HOLZWEILER)」などがショーケースを行った。また、16歳の若さでユースマガジン「リセンス ペーパー(RECENS PAPER)」の編集長を務めるエリーセ ビィ オルセン(Elise By Olsen)もイベントに参加した。 イベントの主催者は「ノルウェーファッションはスカンジナビアの他国と度々総括され、中でもデンマークのコペンハーゲンやスウェーデンのストックホルムが比較的注目されることが多く、オスロファッションウィークも、2つの隣国に比べるとまだ知名度は低い。国としてファッション政策に取り組むという姿勢から、政府からもファッション分野の輸出促進のために予算が割り当てられることが決まった。今後のノルウェーファッションに注目してほしい」とアピールした。