独身の若い男女なら合コンに誘われることもあるだろう。現代社会が便利なツールで溢れているといっても、なんだかんだ出会いらしい出会いを探すためには、結局自分の足を使わなくてはいけない。合コンは出会いの可能性が増える大事なチャンスである。
だけど、せっかく参加したのに「なんだかなぁ」と思えるような合コンもよくあるものだ。(文:松本ミゾレ)
3位の「合コンゲームばかりする」には気が滅入る
メディケア生命保険会社は10月18日、「合コンに関する調査2016」と題したインターネットリサーチ結果を発表した。今年8月に、20~39歳の未婚の男女1000人を対象に行われたこの調査(複数回答)を見れば、世間の男女が地雷と考える合コンもまた、見えてくる……。
まず、全体の46.0%が「こんな合コンは嫌だ!」と回答したのが「既婚者が参加している」というもの。一体配偶者には何といって家を抜け出してきたのだろうか。理解に苦しむ行動だ。人手が足りず、数合わせでやってきたパターンだってあるだろうけど、中には結婚指輪を外してノコノコやってくる不倫目的の者もいるし、勘弁してほしいところだろう。
2位はこれまた半数近い45.7%を絞めた「自慢話ばかりする人がいる」であった。初対面なのに、いきなり自慢話でマウンティングしようとする困った人がいるようだ。合コンで自慢話をして一目置かれたいという思惑があるのだろうけど、発想が田舎の小さな村でいばってる議員みたいで、なんともかっこ悪い。
3位は「合コンゲームばかりする」で43.2%と、これも結構根強い。山手線ゲームとかピンポンパンゲームをいつまでもやってる合コン。想像すると気が滅入りそうだ。
この他にも、4位が「会話がおもしろくない」、5位に「酔いつぶれる人がいる」など、ダメな合コンを象徴する状況が色々と紹介されていた。
参加者が身勝手、空気読めずだとお話にならない!
ところで、合コンに参加する理由とは何か。今回の調査では、合コン参加経験者は1000人中346人となっているが、最多の理由は「恋活(恋人を作る活動)のため」で53.8%となっている。どうせ参加するなら楽しく飲んで、会話も楽しみつつ、素敵な出会いに結び付けたいと考えるのが、男女の本音だろう。
そもそも合コンというのは、そこまで親しくないとか、初対面とかの男女が一堂に会して行うものだ。相手の性格やら何やらが分からない分、どんな人たちが来るのかについては想像しにくい。
参加者一人一人が合コンの良し悪しを決めることになるが、困っちゃうのはせっかく楽しい合コンにしようとしているのに、自分勝手で嫌な印象を与えてしまう人たちだ。そいつだけが非難されるならまだしも、「どうしてこんな奴連れてきたの」と味方にまで非難が及んでしまう。
複数名が参加する飲み会である以上、最低限の「和」は不可欠。ランキングにあるように、既婚者なのに参加していたり、自慢ばっかりするような人は、他の参加者にとってはいい迷惑で、全く空気が読めていない。そんn人といっしょにいて楽しいわけがない。
合コンの幹事をやったことがある人なら、誰を呼ぶかについては結構真剣に考えるはず。また、普通は合コンに誘われたら「おお、あんまり調子に乗らないように、嫌われないように振舞わないとな」と考えるもの。
恋人を作りたいと思って参加しているのに、蓋を開けてみればその目的を差し置いて身勝手に振舞っているような人はお呼びでないというわけだ。