10月31日のハロウィンを前に、街に出るとカボチャをモチーフにした商品や、魔女などの仮装グッズを多く目にする。
近年、ハロウィン当日に仮装する人が増えているが、職場によっては会社の事情で仮装しなければいけない人もいるようだ。おーぷん2ちゃんねるには、とあるユーザーが「【悲報】ワイの職場、31日は仮装出勤へ」というスレッドを立て、仮装出勤に対する不満をぶちまけている。
「やりたい人だけやってる分にはワイも笑って見てるのに」
どうやらスレ主の会社では、一番面白い仮装をした人に賞金が支払われるらしく、「ワイらが必死に稼いだ金で何ふざけたことしとんねん」と憤る。
飲食店などでは仮装した店員が接客する様子を見かけることも珍しくないが、どうやらスレ主は内勤のようだ。スレッド内では「は?内勤でそんなことすんの?あほちゃう?」など突っ込みが入ったほか、
「どこの外国カブれ企業だよ 」
「やらなノリが悪いと言われやり過ぎるとノリノリやなって冷やかされる絶妙な加減が必要やな」
などハロウィンムードに冷ややかなコメントが相次いだ。「百均で魔女帽子買ってそれで終わりでええやん」「耳付きカチューシャとかか?」などのアドバイスや、「社畜の仮装をしたらええんやで」という書き込みも。だがスレ主は、
「ワイにはそんなユーモアないわやりたい人だけやってる分にはワイも笑って見てるのに」
とぼやいていた。
「ゴミ問題が深刻なら、ハロウィンは禁止にするべき」という声も
マクロミルが今月に発表した調査結果では、仮装すると答えた人の割合は28.4%(東京近郊1都3県在住の1000人対象)となっており、3人に1人は仮装する現状が明らかとなっている。だが、必ずしもハロウィンに対して好意的な人ばかりではない。
仮装するかしないかは個人の自由ではあるが、周りの迷惑になる行為は歓迎できるものではない。毎年渋谷や六本木などでは、仮装した大勢の人たちが車の通行を妨げたり、ゴミで道路を汚したりすることが問題となっている。マクロミルの調査でも、「ゴミ問題が深刻なら、ハロウィンは禁止にするべきだと思う」という声もあった。
今年のハロウィンは渋谷の一部を歩行者天国化し、警察官数百人態勢で警備に当たることが報じられるなど、大掛かりな事態になっている。
25日にガールズちゃんねるに立ったトピックでは、「まだゴミだらけになるん?」「テーマパークに限定したらいいのに」などと、ハロウィンは迷惑と主張する人が多くいた。
ハロウィンなど、イベントを口実にしなければ自分を表現できないほど、日本社会が抑圧されている裏返しと言えるかもしれないが、仮装の強要や周りの迷惑になる行動は慎みたいものである。
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