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欲望のままに生きる女 VS 欲望を捨てた男 塩田明彦監督『風に濡れた女』予告編公開

2016年10月25日 17:01  リアルサウンド

リアルサウンド

(c)2016日活

 塩田明彦監督が初めてロマンポルノに挑戦した『風に濡れた女』より、予告編と、ポスタービジュアルが公開された。


参考:動画はこちらから


 本作は、今年2016年で製作開始から45周年を迎える、日活ロマンポルノリブートプロジェクトの第二弾。都会の喧騒を避け、過去から逃げるように山小屋で暮らす主人公・高介が、生命力を持て余し野性味溢れる魅力を放つ汐里との出会いによって欲望の渦に巻き込まれていく模様を描く。第69回ロカルノ国際映画祭では、コンペティション部門へ招待され、<若手審査員賞>を受賞。その後もエトランジュ映画祭、釜山国際映画祭など数々の海外映画祭で高い評価を受けている。


 主演を務めるのは永岡佑と間宮夕貴。永岡佑は、19才で俳優デビュー、タナダユキ監督の『月とチェリー』で初主演。 その後、NHK大河ドラマや『重版出来!』など、映画、ドラマと幅広い活動を行っている。間宮夕貴は、石井隆監督『フィギュアなあなた』で映画初出演を果たすと、『甘い鞭』、『GONIN サーガ』など石井監督作品に立て続けに出演。今年公開された『屋根裏の散歩者』でもオールヌードを披露している。


 この度、解禁された予告編は、マスキング処理を施し、映倫審査でG指定をされたバージョン。「ヤルか!殺られるか!」のキャッチコピーにあるように、男と女が目まぐるしく“戦い”を繰り広げる様子が映し出されている。


 一方、あわせて公開されたポスタービジュアルは、女を抱き恍惚の表情を浮かべている男に対し、林檎をかじりながら男に抱きついている女が配置され、欲望のままに生きる女と、女という生き物に翻弄される男が捉えられた一枚となった。(リアルサウンド編集部)